沖縄では魚屋さんのことを「さしみやー」(刺身屋)と呼ぶ。
魚を煮たり焼いたりもするが、基本「刺身」で食べる。
祝いの席でも刺身はなくてはならない一品である。
以前はどこの集落内にも数軒のさしみやーがあった。
市場がなくなって、大きなスーパーができたことでさしみやは激減した。
それでも根強い人気のさしみやーは今である。
漁に出ている頃は魚はセリにおろすだけでなく、
さしみやーにも魚をおろしていた。
正月前や、結婚式など祝いのときは魚をおろすだけでなく、
魚を捌くのを手伝うこともあった。
この島に来るまで魚に包丁を入れたことはなかった。
さしみやーで魚の切り方や刺身のことを教えてもらった。
大きな魚があがったとき「刺身にすれば100人前だね」
という話しが出る。
どこから何人前となるかは基準がある。
魚の売値は1キロの魚から700グラムとる。
そして一人前は刺身が7切れ、100グラムが目安となる1キロの
魚を刺身にすると7人前ということになる。
刺身も切る方向を間違えれば歩留が悪くなる。
切り方で取れる刺身の量も変わってくるのだ。
同じさかなを使っているのに、さしみやーで美味しいお店、
人気のあるお店というのがある。
いつも刺身を買いにいくお店はたくさんの人が並ぶ人気のお店である。
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