ソバ・味噌汁・チャンプル・チャンポン・タコライスなど最近の
観光客も知っている。あまり知られていないのが「Aランチ」
「復帰前は1ドルで平良までバスで出てきて、映画を見て
帰りにソバを食べた。」と言う話しをよく聞く。]
これは島の一般庶民の話しで、少し裕福な家の人は、
「Aランチ」を食べたそうだ。
「普通の家庭と裕福な家庭の違いは?」と聞いたことがある。
学校の弁当に芋を持ってくるのが普通の家庭で、米の弁当を
持ってくるのが裕福な家庭であったとか。
とにかく「Aランチ」は、みんなのあこがれであったらしい。
昔、沖縄でタクシーの運転手は花形の職業で、タクシーの
運転手というだけで、女性にモテたと言う。私の知り合いにも
元タクシーの運転手さんをしていた人はたくさんいる。
「俺は、Aランチが食べられるからタクシーの運転手に
なったさぁ」と言っていた人もいた。
Aランチは、1956年 コザ(現沖縄市)にある
ニューヨークレストランというお店のシェフが考案した
メニューだそうだ。沖縄ではレストランと名がつけば、必ず
「Aランチ」がある。沖縄本島では「Aランチ」「Bランチ」
「Cランチ」とほとんどの店にあるけれど
宮古島では「Aランチ」だけで、「A」以下は存在しない。
さてさて、このAランチとは、そもそも何が入っているのか?と
言うと、入っているものに決まりはなく、店の個性とでも
言うのか、とにかくチキンやトンカツ・ハンバーグなどが一つの
皿に乗ってくる。大人のお子様ランチとも言われ、ボリューム満点で
食べきれないほどの量だ。
私は、注文するときに「BかCランチくらいにしてくれ」と裏技を使う。
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