手伝うと言っても、もっぱら動かすのは口先だけのつもりだった。
カラカラ先生が忙しいのに、ランチの下ごしらえくらいは、
「手のあいてるスタッフにやらせればいい」と言えば、
「絶対に自分でやった方が早い」と言う。
そんな事はないやろ。
女の子なんだから、料理くらいは出来た方が良い。
それなら私が、口だけなら手伝うことにした。(甘かった・・・)
「ゴボウの皮を包丁の背でむいて、ササガキに切ってから
アクを抜け」彼女達にはこの昭和の日本語が通じない。
包丁の背?ササガキ?アク抜き?
ササガキは確かに難しい言葉なのかも知れない。
エンピツを削るように・・・・?そうか!この子達は
電気エンピツ削りしか知らない。
「じゃぁ、それは私がやっておくから、米を一升ほど研いで」
一升?研ぐ?「1合カップに米10杯分や!」
「しゃらしゃらと洗うんじゃなくて、研ぐんや」
そもそも米は銀舎利と言うてやな、仏様の骨・・・・云々
もういい、うんちく言っている間に自分でやった方が早い!
結局、口先だけのつもりが、自分でやることになってしまう。
カラカラ先生の言う通りだ。
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kijimuna
ゆうじ
まさきです!!
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