うんたま森のキジムナー

旧暦

沖縄では旧暦を重視する。
漁業や農業する人にとっては、魚の集まる時期、農業なら
種まきの時期など旧暦が教えてくれるから。
新暦にかわったのは明治の初期頃、西欧文化の移入とともに
新暦の便利さに触れた人々が増えたからと言われている。

その時代人達の考えは「旧暦はもはや古い」
「時代に合わない」このように受け取った人が
多かったのだろう。改暦の勅書を出してから、なんとわずか
一カ月足らずで実施が行われたという。この背景には旧暦のまま
長引かせると、明治5年には閏月になることがわかっていた。
明治政府にとっては、出来れば回避したいところ。
(閏月分の給与が発生するから)

農業や漁業とは関係のない仕事では新暦のほうが望ましい。
会社で働く人にとって潮の干満など知らなくてもいい。
季節の変化や気温の変化に敏感な地上生物や植物なんて
あまり生活には関係がない。
それが農業や漁業には大きく左右されることが多い。
「どうして沖縄のカレンダーには二つ日付があるのか?」
と聞かれた。

「旧暦なんて必要はないでしょう」と言う。
旧暦がわかっていないと、海に出ると困ることが多いのだ。
農業だともっと困るだろう。



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