うんたま森のキジムナー

ドルメン

サンゴ礁が隆起してできた宮古島は、平坦な地形で、
八重山のような山がない。山の定義というのもあいまい
だそうで、何m以上が山で何m以下は丘というのは
ないそうだ。その地域で山と呼ばれれば、山であり丘と
呼ばれるものは丘であるという。
大阪にある天保山は標高約4m 山と呼ぶには低すぎる。

宮古島にも通称「オッパイ山」というのが存在する。
呼び名の通り、二つの山がオッパイのように並んでいる。
過去に「オッパイ山にドルメンか!」
こんなニュースが駆け巡ったことがある。
ドルメンというのは、紀元前2000年頃から作られたと
いわれる謎の人口巨石。
数個の巨石の上に、どのように乗せたのか天井石が
のっかっている。オッパイ山のふもと近くに、確かに
謎の石があるのだが・・・・

当時は、これと言った観光地もなくて、これが
ドルメンと確認されれば、観光客が誘致できると考えた
そうだ。市の教育委員会は、日本でドルメン研究者の
第一人者である九州大学の教授に調査を依頼したところ、
その2年後残念なことに「ドルメンではない。」
という調査結果が出た。

しかしこの結果に納得いかない人が多くて、
「だったらこの石は?」
誰が、いったいどのようにしておいたのか?
今だ謎に包まれている。




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