うんたま森のキジムナー

出生率、離婚率

出生率も全国一なら、離婚率も全国一。
海からの帰り道に、団地の前を通りかかると、
お腹の大きな妊婦さんとすれ違った。
妊娠している女性が珍しいわけではない。
ただ、あまりの幼さに、バックミラーを
もう一度見上げてしまった。車でよかった・・・
もし、歩いていて出会ったのなら
「ネェネェ(お姉さん)歳はいくつや?」と
聞いていただろう。

私の友人も「子供が産まれるから、出産費用を
貸してくれ」とくる。つい、このあいだ、
出産費用を用立てたばかりだ。
あれから、もう一年たったというわけか。
「何人目や?」と聞けば、「俺の子は二人だけ」
と言う。「家に子供は何人いるんや?」と聞くと、
片手を突き出して手を広げ「5人」
「嫁さんは、ウチの子供と同じ歳だよ」と自慢げに
話しをするが、そんな複雑な話など聞きたくも
ない。

「子供を一人、成人させるのに、いったい幾ら
かかるか知ってるのか?」とついつい、説教
じみたことを言いたくなる。
「すぐ金の話をする!」とふくれっつらするが、
そもそも金の話をしに来ているのは
「お前やろ!」とテーブルを叩いたところで
どうしようもない。

子供が産まれるということは、その時点で親も
産まれるということや!文句のひとつも言いたく
なるが、言ったところで馬の耳になんとやら。
出生率全国一、離婚率も全国一!そのおかげで、
迷惑をしているのは私だけではないだろうなぁ

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