うんたま森のキジムナー

バナナ


庭にあった芭蕉(バナナ)の木が台風の風で飛ばされて
しまった。沖縄特産の島バナナは小さいながらも、
味はバツグンで、観光客にも人気がある。
但し、絶対量が足りないため、需要がまかないきれない。

バナナの木と言ったが、バショウ科の多年草で、
地球上に存在するもっとも大きな草である。
幹のように見えるのは、大きな葉の柄が幾重にも重なって、
細い茎を包み込んでいるもので、偽茎という。
草であるため、バナナの木は、病気や害虫に弱く、
台風がくるといとも簡単に飛ばされてしまう。
このひ弱さが島バナナを大量生産できない理由である。

芭蕉(バナナ)は親株が倒れてからしか子株が
出来ない特徴があるため、縁起が悪いとされ、
表には植えない習慣がある。おそらく玄関先にバナナの木を
沖縄では見ることがない。

南国の雰囲気を出すにはピッタリの植物であるが、
とにかく大きくなるので敷地外の広い場所でよくみる。
人を寄せ付けない植物ともいわれ、お店の前にあると
客足が鈍るとも言われている。

芭蕉から繊維を取って糸を紡いだのが有名な芭蕉布で、
昔は芭蕉布で作った着物を普通にきていたそうだ。




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