私の生まれ月は10月の10日過ぎで、子供の頃はまわりの大人たちから
「おめでたい子だな」とよく言われた。
子供が10月10日で生まれてくることを知るようになって、
その意味がわかった。
当時の学校は1クラス約40人くらいの生徒がいた。
毎月誕生会のような日があって、同じ誕生日の人がいた。
クラス替えがあっても同じ誕生日の人がよくいた。
これを「すごい偶然!」と思っていたが、2人の中で同じ誕生日に
なる確率は0・27%で、3人なら0・82%、4人なら1・64%
この計算式で40人なら、なんと89・12%になるそうだ。
数学の世界では有名な話しで、これを誕生日のパラドックスとか誕生日の
奇跡と呼ばれている。
40人のクラスなら同じ誕生日の人がいる確率の方がいない確率を
大きく上回るということ。
ここから漁師仲間の話し。
潜り漁では1隻の船に5人くらいの潜り漁師が乗っている。
ある日、誕生日の話しになった。
なんと5人のうち3人が同じ日の生まれ。
それも5月5日だった。この偶然は数学者でも驚くだろう。
これには訳がある。昔は今のように車などなくて交通手段は
限られていた。子供が生まれると、集落の人の中で誰か役所のほうに
行く人に出生届を頼んだそうだ。
それが時には1ヶ月や2ヶ月、半年以上も遅れることが
めずらしいことではなかった。
届けを頼まれた人も誕生日なんてすっかり忘れてしまっている
こともあり男は5月5日で女は3月3日にしてしまうことが多かったそうだ。
今は、もちろんそんなことはない。
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きじむな
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