うんたま森のキジムナー

哲学牛

牛(宮古牛)を育てている友達がいる。
台風の時などは、牛が怖がるので一緒に寝るそうだ。
「牛は人間の心が読めるんだよ」と、そいつは言う。
「へぇ~」と相槌はうつが、本心は
(モォ~ そんな事がりあえるわけがない)
そこまでかわいがっている生き物を、食用牛として売るなんて
私には理解できない。私はベジタリアンではないが、ほとんど肉を]
食べない。だから余計にそう思うのかも。

第一回宮古牛祭りが開催されたと新聞に写真入りで載っていた。
牛の鳴き声コンテスト、宮古牛の試食会、ここまでは理解できる。
動物ふれあいコーナーというブースでは、宮古牛がつながれていて
子供達が笑顔で近づいている様子が映っている。
その横で試食会とは、なんとまぁ、人間とは身勝手なことを
するもんだ。「そんな事を言っていたらきりがない」と言われる
かも知れない。私の友達に犬を食べるのが好きな奴がいる。
冬場などは月に2回くらいは、みんなを呼んで犬鍋を御馳走する。
私はあまり肉好きではないので、一緒にビールを飲んでいる
くらいだが、その様子を見ている人は、
「よく、そんな事が出来るね」と言う。
そいつは犬を食べるのも好きだけれど、犬をかわいがるのも好きだ。
だから野良犬に餌を与え、工場をやっているのだが、いつも犬が
そこにいる。もし、牛が本当に人間の心が読めるのなら、
牛に哲学を学びたいものだ。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「宮古島」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事