旧暦の御願(ウガン)行事の基本といえば、
1日・15日にヒヌカン様の水をかえて、
炊いたご飯をお供えする。
ヒヌカン様は沖縄の家庭なら、
台所に必ず祀られている。
我が家にもあるが、お酒と水が無くなっている
ことに気づかずかないこともある。
でも大丈夫、そんなときは、
「忘れてごめんなさい。」
ヒヌカン様は、やさしいのだ。
旧暦では、毎月1日が新月で15日前後が満月。
両日とも大潮に当たる。
沖縄では月に2度訪れる大潮の日は
「神様が活発に行動する」と言い伝えられてきた。
新月の1日は「天の門が閉まる日」
ヒヌカン様は門が閉まる前に、家族の日々について
報告をしに行く。
その家族は仲良くやっているか?
元気で過ごしているか?
ここ最近の願い事はなんなのか?
神様の審議会が開かれるのだとか。
そして「天の門が開く」のは満月の15日の日で
審議の結果が発表され
ヒヌカン様に伝えるそうだ。
家の神様であるヒヌカン様も、徐々に祀る
ところが少なくなってきているそうだ。
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