心の旅紀行

人生は神と自我の二人三脚 kiko

アメリカと中国は勝負をしている感じ

2019年09月02日 | 世界
民主主義を重視すると、中国製品を買うか買わないかはアメリカの人々が判断すればいいということになります。
ところが民主主義を標榜しているアメリカが中国製品に関税をかけて輸入量を減らそうとしています。
ことの発端はアメリカが国内産業を復活させたいと考えたことにあります。
国家主義的行動をとっています。

中国がアメリカの希望を入れて国家主義的にアメリカへの輸出を減らせば対立は大きくなりませんでしたが、生産減を嫌い、アメリからの輸入品の関税を上げる形で対抗しました。
ところがアメリカは初心貫徹ということで関税対象品目を増やしたり、関税を上げる形で中国叩きを強くしました。

中国は参ったとは言いません。
結果は経済交流の縮小です。
どこかで妥協するのではないかと言われていますが、今は対立が深まっています。

アメリカが執念深く中国叩きを行う別の理由として中国が世界支配を強め、アメリカと争っていることがあります。
たとえば中国の南シナ海での利権追及は貪欲に近く、周辺国は悲鳴を上げています。
フィリピンは中国との交渉に熱心ですが、本音は中国の島の囲い込みの勢いに辟易している感じがします。
ベトナムは中国に対し怒っています。
アメリカは南シナ海周辺国に味方する形で、南シナ海航行の自由作戦で軍艦や軍用機を中国が囲い込んだ島の近くに出して中国を牽制しています。

戦争を避けていますが、アメリカと中国は勝負している感じがします。
アメリカと中国の貿易交渉がまとまらないとなると、アメリカや中国と経済関係が深い国も悪影響を受けます。
特に中国で生産を行っている外国企業は生産拠点を中国以外の国へ移転します。
日本市場でも中国製が減って、東南アジア諸国製が増えるでしょう。
中国の生産減は中国からの輸入減だけでなく、中国への輸出減になります。

アメリカと中国の勝負で中国は痛手を負う恐れが出てきました。

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