愛は燃え続けられるか?(1)
続きです。
前ブログは、まだ、苦しみ後には、安穏な生活の予感。
しかし、私がまじかに聞き見た愛情の縺れは悲劇でした。
既に半世紀が過ぎた出来事で、私が独身時代を回想。
既に皆、物故されているか、認知症?
一心が20代半ば、職場はおしゃれな大手町のビル6階
大きなフロア、
驚くべきは、独身20代男性は一心一人
他の男性社員は全て30歳以上の妻子持ち。
女性は、殆どが20代女性。
別部署に中年男性で、いつも床に10円玉が落ちていないか
探るようにフロアを見詰めて歩く無口で暗い男
その男、国立外語大英語学科出身と聞いた。
なぜ、その経歴に相応しくない仕事。
間接的に耳に入った噂では、部署の飲み会で、
「泣きながら、何で俺はここでこんな仕事するんだ」と泣き叫んだ。
後に、上役と歩いて駅に向かった。
前方から来る女性と、久しぶりの挨拶。
可愛い中年女性だ。
さぞかし若い頃は美しかったであろう。
僕は傍らで会話も聞いていなかった。
その後、ホテルでの商談後、
上役と食事。
先ほどの女性の話になった。
「暗い男と不倫していたんだよ」
「互いに、結婚子供もいる」。
「露見して、暗い男の奥さんは自殺したんだよ」
社内的には、不正等の内規に触れないので懲罰は課せられなかった。
将来を嘱望されたが閑職に追いやられた。
二つの家庭崩壊
甘い残滓だけだ。
虚空の暗い旅路を辿るのだ。
尚 両夫婦とも同じ会社で職場結婚
続く
映像の世紀OPテーマ:パリは燃えているか
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