私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

昭和10年以降の戦争を始める状況

2014年08月15日 | 戦前生まれの老人

 

写真は本巣市長屋神社馬駆け祭り

戦後69年記念日に戦前を回想してみたい。

8月8日の朝日新聞に作家中島京子さんが、寄稿し

関東大震災と東日本大震災後の国民の生活や政治状況が

非常に類似した進展を見せていることを、心配してます。

戦前生まれの私は、関東大震災後の日本の状況を熟知していませんが、

治安維持法や憲兵、戒厳令、国家総動員法により、国民は

自由に意見を言えなかった事を親から聞いていました。

一方、東日本大震災後には、特定秘密保護法が制定されました。

政府は集団的自衛権としての武力行使は許されるとしています。

現実に海外に自衛隊を派遣することになったとき、

これに反対すると、戦前の治安維持法と同様の秘密保護法により

思想弾圧がなされ、日本は戦前のように歯止めのきかない

海外での武力行使へと、進む時代に入って行くと畏れられています。

首相は外国での講演で「平和的自衛権の行使」としていますが、

国民も、今の日本の状況は平和国家、民主主義国家だから

戦前のような侵略者にはならないはずだど無関心です。

中島京子さんは小説「小さいおうち」に、戦前の昭和10年ころの

東京の郊外での生活状況を書いて、日本が太平洋戦争に

突入してして行った様子を明らかにしています。

戦後も70年経ちますと、平和に慣れています。

戦争は遠い昔の話です。テレビや新聞も悲惨な戦争が

どんなものであったのか、首相の言動に危険を感じて

取り上げていますが、国民がこの危険を理解するのは

戦争が具体的な行動となって来た時です。

その時では遅いのです。

危険が少しでもあると感じたとき、政権を交代させ

なければ、事態はどんどん進んで行きます。

平和憲法第9条を守る活動に参加して行きましょう。

蘇生

 

 

 

 


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