喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

平礒の若きエース☆

2010-03-05 | ブログ
 ぜひ「喜久家の情報」をクリックし、
「愛媛産には愛がある!」を読んでみてください。

 この想いを書いたのは、
平礒の若き後継者エース「梶原崇裕」君です。
本当にすばらしい。

 私は、この文章を見たとき、
胸が熱くなりました。
農家をされている方ならこの想いは同じです。
平礒は、こんな想いが育まれる郷なのです。

 彼は、この春三崎高校を卒業し、一時東京の大学で学んでくるようです。
帰って来る日を楽しみに待っています。
平礒の郷には、彼が必要なのです。

                 岬人 おさむ

愛媛産には愛がある!

2010-03-05 | 喜久家の情報
 

照りつける日差しと絶えず耳に入ってくるせみの声。
真昼の昼下がりに両親にたのまれ、倉庫に飲み水を持って行った時のことです。
そこには、夏にもかかわらずカッパを着ている両親の姿が。
汗は服を滝に打たれたように濡らし、長靴を水たまりにかえ…
その光景をよく覚えています。
その時でしょうか、私が農家を志すようになったのは…。

 それから数年が経ち、いつものように冬が来ます。
柑橘農家にとって猫の手も借りたい日々の幕開けです。
朝早く、人間の手を持つ私は梶原家の戦力として段々畑にかりだされます。
冬は、待ちに待った収穫の時季です。
今年も「愛媛産には愛がある!
の売り文句に恥じないできばえです。
そして夜は、柑橘の出荷の準備を遅くまでやってのけます。

 みなさんが、こたつのお供としてなれ親しんでいる柑橘。
その柑橘の1つ1つには、決して語られることのない農家の方々の想い(ドラマ)が
つまっているのです。

 私の成長のそばには柑橘がありました。
働くことの意義や努力は1日では成り立たないこと、
そして苦労を幸福に昇華する、「おいしい!」のひと言…。
私はこの柑橘を守り、発展させ、後の時代に伝えていきたいと思っています。
私の祖先が今に残してきたように。

 農業は学歴や知識ではできません。
柑橘の1つ1つに思いをこめてこそ、
「愛媛産には愛がある!
は語られるのです。

    
     平成21年度 毎日新聞農業記録賞 
           高校生部門(優良賞 中央入賞)

                 梶 原 崇 裕

                (平礒生まれ 父:梶原孝一 母:美佐代)

喜久家国際ワークキャンプ その3

2010-03-05 | ブログ
 フランス女性のクロエ(Vorlet Chloe)です。
日本語は、話せませんが、とってもやさしい人。
フランスのリヨン出身です。

 彼女は、リヨンを紹介するためにガイドブックを持ってきてくれて、
とっても詳しく教えてくれました。
そして、熱く。

 リヨンといえば、まるごとユネスコの世界遺産になっています。
歴史と伝統を大切に残してきたようです。
それは、そっくり私たちの郷づくりがめざしているものです。

 クロエと話していて、とっても勉強になりました。
もちろんフランス語は分かりませんので、
私の下手な英語と身ぶり手ぶりで、なんとか。

 本当、出会いってすばらしいですね。

岬人 おさむ