乱葬崗での
金光瑶と蘇渉の罠から逃れ
体制を整えるため蓮花塢へ。
ずっと
帰って来たかった蓮花塢。
気づけば自然と
江氏の祠堂へと足が向く。
一度は去ろうとする魏嬰。
でも…。
祠堂にて
亡くなった
江楓眠、虞夫人、師姉に三拝し
挨拶を済ませる二人。
どこか魏嬰はホッとしたよう。
そこにへ
二人を探しに来たであろう
江澄がやってくる。
複雑な感情のまま怒りに任せ、
魏嬰を一方的に責める江澄。
魏嬰は
それを甘んじて受けていたが
矛先が藍湛に向いたとき
我慢できず、江澄に口を返してしまい
逆鱗に触れてしまう。
どこか具合の悪そうな魏嬰。
我慢の限界に達し
藍湛に支えられ
祠堂を後にしようとしたが
まだ気のすまない江澄に
行く手を阻まれてしまう。
本当の気持ちを
絶対に言えない江澄。
嫉妬だということも認めたくはない。
愛情から変わった
憎しみも喪失感も
すべてが
魏無羨に対しての怒りに変わり
言葉の刃を振り下ろすのを
止められない。
どうしようもない、
まだ消せない想いと
深淵にいるような
深い悲しみのままに。
