悲しいときもある。

ハリボテのような
家族の中で育って。
いまいち他人を
信用してないとこある。

血が繋がってる親でも親戚でも。
裏切ることを
アタシはよく知っている。

今一緒に暮らしてる父も
発狂しそうになるほど
気持ち悪いときがある。　

この人は自分を守るために
アタシに死ねと言ったから。
いつだって子供を助けず
自分を守る
すぐに見破られる嘘を
アタシにつき続けてきた人。

ってか
あたしの感性
神経質過ぎて
得体の知れない
この世界が
ただただ
小さい頃から怖かった。

でも怖いからか
観察力が鋭くなり
他人とは距離を空けなかった。
他人と距離を空けすぎると
人間関係に歪みが出来る。

人見知りでコミュ障なのに
周りの雰囲気を読み取り
人当たりのいい人間に
いつのまにか出来上がった。

他人との距離に疲れ
独りが一番安心出来た。
心壊すまで
とことん過敏だった。

壊してから
鈍感力磨いて
他人と距離をとり

当たらず障らず
することを覚えたけど
それはアタシから
もって生まれた感性を
無くすことだった。

お陰で考えることをやめた私は
絵が描けなくなった。

感性を磨くと神経が過敏になり
傷つきやすくなる。
鈍感力を磨くとなにも考えなくなり
何も浮かばなく
死んだように生きることになる。

どちらもストレスはかかり続けて
上手くバランスが取れない。

体調が悪いと
過呼吸や
声が出ない失声のストレス症状。

ここまで分析出来れば
病院に行っても行かなくても一緒。

精神的なものなら
薬で抑えるしかないから
絶対に薬を出される。

でもそれはイヤ。
飲んだって気休めだし。

こんなことを書いたのは
父親が気持ち悪かったから。

あの人は知らない。
一番母がツラいとき
助けなかったアンタを
本当に憎んで
終わらせようとしたアタシを。

家族ごっこにつき合ってるだけ。
許してない。

今さら

弱々しく

父親面で

構わないで。

気持ち悪い。

アンタの
気配だけで
吐きそうになる。