きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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原崎沼’24.12/2

2024年12月13日 | 村山地方

原崎沼(ばらさきぬま)はカモ類の貴重な越冬地となっており、沼は天童市の「天然記念物」に指定されている。以前は、沼の水面がカモたちに覆い尽くされ、それは見事な景色となっていた。「なっていた」という過去形なのは、現在はその風景は見る影もなく失われてしまっている。5年前、沼の堤防の耐震化工事が行われ、水は全て抜かれ約4年間全く水の無い状態が続き、沼は草ぼうぼうの状態となってしまった。工事終了後水は入ったものの、もちろん、カモ類が飛来することはなかった。昨年秋あたりから少しずつカモが入るようになってきたが、以前の1割2割といったところだ。そんな訳で、原崎沼には工事が始まった頃から行ってなかったが、先日、「原崎沼にアカエリカイツブリが入っているよ。」と教えてもらい、行ってみることに。沼の畔に車をとめ、沼全体を見ると、いくらかカモは入っていた。100羽プラスといったところかな。今日は天気が良いので、マガモ雄グリーンがとっても美しい。これは撮ってあげないとねぇ。

<マガモ>

カモは、沼の西側の奥の方に集まっているようなので、そちらに移動してみた。お目当てのアカエリカイツブリを探してが見当たらず、代わりにミコアイサの雌を見つけた。雄も・・・と探したが、雌1羽の単独飛来だった。カモも、たまには一鳥になりたいということかな。

<ミコアイサ雌>

一鳥と言えば、ミコアイサの近くには、ヨシガモの雄も居た。こちらもお一鳥様のようだった。まだ換羽が終わっていないようで、あのきれいなナポレオンハットでなかったのが残念。

<ヨシガモ雄>

ついでに、コガモが近かったので、これも載せておこう。今年はカモ類が少ないように思われるが、コガモは大丈夫そうだ。どこに行ってもコガモは居る。

<コガモ>

ある程度見たので、車の方に戻ってきた。水面に草が出ているところにヒドリガモがいた。天気が良いと、カモたちものんびりと気持ちよさそうだ。

<ヒドリガモ>

しばらくして、やっとアカエリカイツブリを見つけた。冬羽になっているので、残念ながら「アカエリ」ではなかったが、いつ以来か記憶にないくらい久しぶりの出会いだ。会えてよかった。

<アカエリカイツブリ>

その近くには、「ただの」カイツブリも居た。2羽仲良く一緒に泳いでいる。兄弟だろうか。

とりあえず、カイツブリも載せておこう。

<カイツブリ>

今日は、数年ぶりの原崎沼でのカモ探だったが、アカエリカイツブリにもしっかり出会えたし、いろんなカモたちをじっくり観察撮影することができ、楽しいひと時だった。

コメント (2)
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