キエフに向かって攻撃激化か

2022-03-10 10:32:52 | 日記
 ロシア軍のキエフ攻略が本格化しそうな気配である。ウクライナがどう持ちこたえるかが全世界の注目の的で西側諸国も軍事的に応援すればそれこそ全面戦争に陥るとのことでこれを逡巡している。とくに米軍の専門家はロシア軍の戦法をじっと観察しているはずでどうウクライナを降伏させるのかを見ているのであろう。
 私は全くの素人である。が米軍のこれまでの戦争を垣間見ているのでそれとの比較を思うのである。まずはベトナム戦争である。これは地上戦はジャングルでは戦車戦法が不向きでヘリによる歩兵送りと局地攻撃だったようで、北ベトナムへはB52戦略爆撃機での爆撃乃至補給路の遮断だった。もちろん局地攻撃には航空機によるナパーム弾による攻撃だった。爆撃は熾烈を極め第二次世界大戦で使われた爆弾の量以上が狭いベトナムに落とされた。次はイラク戦争である。ベトナム戦争で多くの飛行士が撃墜されて死亡乃至捕虜になった経験から遠隔操縦による敵地攻撃へと変化する。つまり巡航ミサイルの登場でサダム・フセインの王宮そのものへの攻撃である。攻撃は専ら夜間に行われた。これは第二次世界大戦と同じやり方で相手国に心理的にダメージを与えるものだ。もちろん砂漠には大量の戦車部隊によって首都バクダットを目指した。精密誘導弾による戦車部隊の破壊は効を奏しイラク部隊の戦車はことごとく破壊された。
 さて、今回のロシアのウクライナ攻略戦法である。どうも戦車による地上戦を重きにおいているようだ。陸続きであることもあろうが短期決着を目指すならばミサイルや航空機による首都攻撃の方がよいのではと思うがどうもそれが今の処ないようだ。戦闘機の姿もあるがちらほらで大量攻撃ではない。ミサイルらしきものがあるが昔のバズーカ砲と似たようなものだ。即断はできないがロシアは第二次世界大戦そのままの姿ではと思ってしまう。ベルリン攻略は戦車がどっと攻めこんだがあの姿そのままではないか。モデルチェンジをしないお国柄と世界に見せつけてはいないか。プーチンは自国の戦力の程度を世界中に明かしてしまった間違いを犯したのではと思う。1957年世界初の人工衛星を打ち上げたソユーズロケットを今でもISSへ人員を送る手段として使っているのである。