4月からNHKがネットに同時放送に参入する。若者のほとんどがテレビよりもネットを日々の情報収集のよりどころとしているし、中高年も同じ傾向があるという実績がそうさせているからだ。これまでNHKは国民からの税金(視聴料)でカネに心配することなく思う存分の製作をし質の高い教養番組を提供すると豪語して放送界の王者として君臨してきた。確かにそういうものがこれまでのもので一つの国民性というか文化を作ってきた一面があったことは事実である。
しかしながらあの東日本大震災で局面が変わったという印象が広く一般に知れ渡ってしまった。すべてはあの大震災のあの大津波だった。あの大津波の映像でNHKが記録したものはほんの一部であってほとんどの生々しい危機迫る逼迫した住民の生の姿は現地の皆さんが記録しそれをネットに発信したものである。NHKは津波の情報を自らの映像ではなくて現地の皆さんの映像資料に頼らざるを得ない状態なのである。これからもいろいろな事件が発生するが同じような現象が起きるに違いない。一人ひとりがスマフォやカメラを持つ時代その現場にいるのは一般の人々でそれが生の情報を即発信するだろう。NHKという大組織はそのような体制ができているだろうか。ネットに参入するだけではなにやっているんだとの国民からの批判が出るの違いない。NHKは民放にない質の高い番組を提供してきたと仰るが最近の番組は民放と同じような他愛のないつまらないものが多いのではないか。
ネット放送するのであるならば、同じものを放送するのではなくて多くの国民が今でも見たい番組を掘り起こしてそれを流すべきだと思う。パソコンの需要が高まりスマフォがより広く普及して景気回復の一助になると思うがNHKさんはおこまでお考えであろうか。NHKの倉庫に眠っている多くの映像が生き返るに違いない。
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