歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

小さな会場でのアットホームなミニコンサートに参加しました。

2020-07-05 13:17:41 | ピアノコンサート
2020年7月4日(土)、愛知県一宮市でのハウスコンサートに参加しました。

愛知県一宮市は、毎年7月下旬に開催される織物感謝祭、一宮七夕まつりで知られています。

その七夕まつりも残念なことに2020年度は開催されないそうです。

祭りは開催されなくても、祭りのメイン会場の一つ、尾張の国の一宮、真清田神社本殿は、色鮮やかな七夕飾りがありました。





さて、一宮市でのコンサート開催が決まったのはつい最近のことです。
今まで月に1、2回あったハウスコンサートは、今年2月から中止になっていました。

7月、試験的に再開してみようということになりました。
会場が小さいので、お客さんも予約申し込み制にしたとのこと。
出演者も2名で、ティータイム休憩もなしです。
全体で30分間という短時間制でスタートしました。

いわゆる”シークレットコンサート”みたいなコンサートとなりました。

出演者もお客さんもマスク着用。玄関で手指をアルコール消毒し、客席はソーシャルディスタンス。出演者が交代すると、その都度ピアノの鍵盤を消毒しました。

コンサートの最初に演奏したのは、ドボルザークの”ユモレスク”です。

ドボルザークが休暇で故郷に帰ってきたとき作曲された小品です。
故郷に帰ってきたなつかしさと休暇のリラックス感、そしてそこはかとない哀愁も感じさせられます。

コロナウイルス騒ぎで緊急事態宣言が出て、コンサート中止が連続しました。

まだまだ警戒を緩めてはなりませんが、最近やっと小さいところで試験的にコンサート開催しようかという動きになりました。この曲でスタートしたいと思いました。





会場の庭にはアジサイの花が美しく咲いていました。
久しぶりの人前での演奏になりました。

緊張していないようで、ちょっと緊張していたのかな~。
初めてのリサイタルの時を思い出しました。
あらたまったような特別な気分でした。

演奏していると、いつもより曲に気持ちが入りました。
自分で言うのもナンですが、以前より表現がこまやかに、”密”になったような感じです。

やっと「戻ってきた」ことを実感した達成感あるコンサートでした。
ハウスコンサート、これからも続けていくことになったようです。



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