歴女ピアニスト:ピアノコンサート&イベント日記

コンサートホール、社寺、博物館の歴史講座などで歴史トーク&演奏している珍し~い「歴女ピアニスト」のブログ。

岐阜県関市、お寺の歴史イベントで伴奏しました

2023-07-17 11:57:20 | イベント
2023年7月の日曜日、岐阜県関市
山間部のお寺本堂で行われる夏の行事で、
アトラクション演奏を頼まれました。

お寺にはピアノはないので、檀家さん宅から
お借りした”今は使われていない電子ピアノ”
を使ってくださいと言われました。

お寺に到着すると、本堂は別のアトラクション
カラオケ大会の真っ最中。午前は子供対象の
体験教室と大人対象のカラオケ大会でした。





お昼ご飯の後、14時からリハーサルタイムです。
本堂には電子ピアノが運ばれ、設置されました。
「4年ぶりに使います。」というので電源を入れて
音をだしてみました。中央の部分の音域、音が
出せません。使っていない間に劣化したようです。

これは大変。修理も間に合いません。
他の楽器に変えることも時間的に無理です。
この状態では、私のソロ、”千の風になって”も
”どうする家康のメインテーマ”も演奏できない!

さて今回の演奏のメインは、主催者さんの
依頼による、できたての自作の曲でした。
初めは私が弾き語りをする予定でしたが、
急遽、男声合唱団の4名の方に来てもらい
私の伴奏で歌ってもらうことに決まりました。





戦国武将を讃える曲なので、男声合唱が
一番ふさわしいように思います。今日は
この曲だけ演奏することに変更しました。

そこで、主催者さんに伝えました。
「今日は運んできた楽器の調子が悪く、
この状態で独奏曲は演奏できませんが、
歌の伴奏なら、なんとかなります。」

「伴奏は音の出ない真ん中の音域を避けて
左手で低音域のバスと右手で高音域の
和音だけを弾くことにします。
これに合わせて歌ってもらいます。」

「その後、この曲の歌詞を作った方と
主催者さんのつながりについて
とっておきの話があると聞いています。
それを語っていただきましょう。」

「その間に、本堂に集まった皆さんに歌詞と
楽譜のコピーを配ります。合唱団の方の
歌に合わせ、本堂に集まったみんなにも
一緒に歌ってもらうことにしましょう。」





こんな感じで思いがけないアクシデントも
なんとか乗り切りました。
時間もちょうどよい感じになりました。

男声合唱のみなさんが力強く歌い上げて
下さいました。会場の皆さんも合わせて
一緒に歌ってくださいました。

集まったみなさんに一緒に歌って頂くのも
一体感があって、とてもよい雰囲気でした。

楽器のトラブルは初めてのことでした。
自分の楽器を会場に持っていくことの
できないピアニストって、大変ですね。

そして本当はサックスの方との合奏も
予定していたのですが、今回は都合により
実現することができませんでした。
機会があれば、一度合わせてみたいです。





楽器のトラブルにも関わらず、演奏後
皆様の暖かい拍手をいただくことができて
本当に感激。心に残るステージでした。







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