組みひも講師のブログ

着付け学院の組みひも講師達のブログです
作品の紹介だけでなく、講師の私生活も
ご紹介していま~す♪

組紐って・・・

2007年10月03日 | 組紐情報
組紐ってどういうところに使われてるんでしょう?

今のような着物の形状になったのは、明治時代ぐらいなのでしょうか?
時代劇でみる江戸時代とか、それ以前の着物姿では
帯締めを使っていないことがよくあります

でも、組紐のおりゅう?? とか職業として成り立っていたんだから
それ以前にもしっかりと流通していたものだし
組紐の起こりは有史以前にさかのぼるとも言われているし

私達のように帯締めとしてなじみのある人にとっても
意外と他の使い方を知らなかったりするので
ちょっと、HPや他の人のブログを見たりして興味本位で調べてみました

●根付 
ストラップの走りみたいな感じでしょうか?
すずをつけてみたり、彫刻をつけてみたり
結構、昔の方はこれでおしゃれ性を出していたような、そうじゃないような・・・

●印籠の紐
印籠をしっかり閉じている紐
これにも組紐の技術が疲れているようです
今度、”水戸黄門”の「これが目に入らぬか!」を
凝視してみてみなきゃっ!

●羽織の紐
羽織の前を閉じるために使う紐
これ、組紐なんです
あっお教室でも”土筆組”で組んだりしますよ!

●刀剣の下げ緒
ご存知ですか?
ネット辞典によると
”刀の鞘(さや)の栗形(くりかた)に通し、刀を上帯に結び付けるために用いるひも”

だそうです

そういや、数年前、先輩がお友達のために”片流れ”という組み方で組まれていたのを思い出しました

●かぶと・よろいの結び紐
かぶとをかぶってぎゅっと結ぶ紐も組紐だったんです
”刀の下げ緒”もそうですがこういうのがあったから、昔職業として成り立っていたんですよね

まだまだありますが、今日のところはこの辺で!

こうやってみると、むか~しの”組紐”って男性が使用するものを作るための技法として使われていたんですね

いまじゃ、帯締めとしての使い方が結構有名になってきているので
女性物用・・・というイメージが強いんですけど
それってまだまだ歴史が浅いんですね

なんか、奥深さをしみじみと感じました

もし、他に「こんな使い方あるよ」とご存知の方
どしどし、教えてください♪



(中国出張中の講師見習い:ほわすの)