座禅で腰痛

　先日、私の友人で座禅が趣味のＩさんが、「助けてくれ。腰が痛くて・・・」っと電話してきました。

　Ｉさんはハードな座禅の会でしられる或る会の合宿に参加して毎朝３時から夜まで１週間、座禅三昧の生活で過ごしたそうです。１週間何とか厳しい修業のメニューをこなしたそうですが、終わった途端ホッとして気が抜けたのかギックリ腰になったようです。

　しっかし、座禅なんかして何が楽しいかなぁというのが私の正直な感想です。人によっては苦しいマラソンや登山などに命を懸ける人もいます。それは少し分かる気がしますが、座禅は・・・何でそこまでするの？っと聞くと禅問答？になるのであえて聞きませんでした。

　Ｉさんは少し側弯症で身体が元々歪んでいます。座禅では真っ直ぐな姿勢を要求されます。真っ直ぐな姿勢になって好いじゃないか！っと思うのは素人の考えです。

　曲がっているものを無理に真っ直ぐにすると人によってはかえって良くありません。曲がった背骨を無理に外から大きな力で曲げて真っ直ぐにしても身体の要求には合わないので身体が悲鳴をあげます。

　無理な力ではなく身体が喜ぶ刺激で、少しずつ自分で変化するよう仕向けるような施術が望ましいです。例えて言うなら「北風と太陽」の童話のようなものです。

　施術から数日後にＩさんと武術の稽古で会いましたが普通に稽古していたので腰の調子は聞くまでもないようでした。

　　　　杉並区西荻窪の整体・木村均整院