ゴルフ肘と原因

　先ほど、ゴルフで肘を痛めたという方が来院しました。「ゴルフ肘」、「野球肩」、「野球肘」、「テニス肘」、等々、スポーツのやりすぎで関節を痛める方も時々、来院します。

　ゴルフ肘の場合、主に左肘の尺骨（小指側の骨）に付いている筋肉や腱を傷めやすいのですが、その方は右肘外側で親指側が痛いそうです。触ると確かにその部位が凝っていて、伸ばすと痛がります。

　しかし、ゴルフでそんな所を痛めるのは、よっぽど酷いスイングでもしない限りあり得ないので、何か右手で重い物を持ったかどうか聞いたところ、ゴルフバッグを変え、大きいのにしてそれが原因と分かりました。

　今まで使っていたゴルフバックは小さくて軽かったのに、今回は色々入る大きなゴルフバックに変え、それを右手で無理な姿勢で持ったそうです。そのため今回はゴルフを始めてすぐに痛くなったそうです。更によく聞くと今までゴルフで痛めるのは左肘内側だったので、自分でも、よほど変な打ち方をしたと思っていたそうでした。

　施術をしていて本人の自己申告と違う原因ということが多々あります。今回も「そう言われれば・・・」と納得されていました。

　伸ばすと痛かった右肘は、施術後、ほとんど痛まなくなったようです。それよりも原因が分かったことが嬉しかったようで、しばらくゴルフ談義に付き合わされました。ちなみに私は、ゴルフのことは全く分かりません。（笑）