舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

星の話し

2013-05-07 10:09:51 | 舞踊の営み
結果、太陽を踊っているようにも見えたそうです。


ブルーノ・ワルター 1958年録音の、シューベルト交響曲8番「未完成」第二楽章。
ふつーの演奏に比べ、3割くらいゆったりした名演。

たっぷりオーケストラを受けて、空間の中にいるのは確かに気持ちよいのです。

けれど、あまりにもポピュラーだったりムーディーなクラッシック音楽で踊るのは今まで生理的に避けていたのだけれど、

今回は、いろんな巡り合わせで、
浴びるほど聴いてきた「未完成」を使って、
踊る事になりました。


「星の話し」
とタイトルを付けて。
ちょっぴり月や地球や太陽の話しをした後に(この日の月齢はおよそ24.6日)、ホルンの和音が流れてくる。

具体的に星を踊るつもりはなかったのだけれど、
広さと、
エネルギーと、
空間がゆがんでしまうことを願いながら、
荒ぶれた気をおさめるように。

はじめは音楽の後をついていってたのが、
しだいに、曲の進行を先取りして、
どんどん追い抜いて、
音の変化の前に動きの質が変わるような。
(知ってる曲なので、展開をどんどん先取りできちゃうのです)
最後は音をたっぷり残して、踊りが先に終わって閉じてゆく感覚。

それを評して、お客様から太陽を踊っていたという、先のお言葉をいただきました。


(^.^)ありがたい


前半のミックなかみちさんの作品では、音響と照明も担当して、
ライブ会場が全部手の内にあるような、
えらく責任重大な役をまかされて、
楽しかったなぁ~!!


ご来場いただいた皆様、
ご縁をくれた仲間達に感謝です。
ありがとうございます!


「ピタゴラス2」参加作品
GOGOジュエルズ三ッ魂企画
「PLAINTIVE PROGRESSING PIECE ~地球へ~」

出演:ミックなかゆき、加茂直明、まぎぃ、木室陽一

2013年5月5日(日) 開演 18:30
江東区森下スタジオにて。




未完成。

あ、
みかん星!
コメント
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