舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

バッハを踊る 終えました。

2014-10-25 22:16:56 | 無事に終えました
ん~と、
バッハ。J.S.Bach である事よりも、
無伴奏チェロ組曲で踊る。
て事の方が、実はメインのイベントでした。



数あるバッハの曲の中で、
このチェロ組曲は、僕が高校の頃から聴き親しんできて。
なによりも、大学時代に初めて振り付けた作品が、このチェロ組曲第一番プレリュードだったし。

自分の感性の発端であり、
成熟であり、
パートナーであった、
そんな作品なのだけど。

そんな自分の人生の中での「重さ」を蹴散らすイベントでした。
( ̄+ー ̄)
もう、過去の自分の蓄積なんか、アテにならないです。
昔のしがらみクソくらえ!
やりたい事、美味しいモノを、今この瞬間に食らう。

な~んていう、気分にやっとなれたこの頃です。

僕のたかだか今までの人生の中で、
とても重要な役割を果たしてきた、この曲を、
いとも簡単に蹴散らす。

やはり、この3年半は、そんな日々だったのだけれども。

苦悩と、悲しみの組曲第5番を経て、
やはり、明るい爛漫な組曲第1番では、
やっぱり曲が全て身体の中に流れているので、本当に自由で軽やかで楽しく。
幸せに満ちた時間でした。

でも、途中。
そこを離れて、
ぎゃくに、曲を先行して、手放して、
全く音楽と無関係なダンスが始まり、
やがて、次第に、結びつき、
ラストでは同調して、
曲が終わっても、踊り続けていました。

いや~楽しかった~♪

「若気の至り」って言い訳が効くうちに、ヤバイことは徹底的にやっておこうかね。

ど~にかして、
この場にいる、そしてその外にある世界の結びつきと優しさと平和とを繋げたくて、踊りのバイオリズムに戻れたのも気づきだし、
そこから、音楽との共鳴もみつけられたり、
さらに、音なくても、そこに居続ける事が出来たのは。

やっぱり幸せでした。
この25年間。
この曲と共に生きてきたのは、本当に大事な時間だったのだなぁと。

怒りと悲しみと喜びと祈りと。

そんないっさいが、うまれて消えて。
はい、感謝です。
ありがたいなぁ~♪





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