今日も頑張ってくるよ~!ときんの他に玄関の縄文ポシェットに声をかけて仕事に出かけた。
なんじゃいそれって?って、先週の空手の稽古に行く前に作った「縄文ポシェット」。
かながわの名木100選で大磯町を訪れた折に、野菜の直売所で結束バンドで作った小さなカゴを50円で売っていた。キュウリを入れて帰宅したのであった。これを50円で売るなんてなんて器用なお方なんだろうと感心した。でも、私にできるわけないよな。
と思いつつも、どっかで作ってみたいと思っていたんだろうなぁ・・・
この間、歴博の企画展をみたついでに「縄文ポシェット」のキットを買ってきたのである!
そんなに難しそうではないな・・・
バラけそうだからセロテープで止めてスタート!
スタートって・・・私はなんて馬鹿なんだ。縄文時代にセロテープがあるかよ。
セロテープはがして、スタート!
簡単に組んでいける。
楽勝!と思ったは、そこまで。
え~と底の固定は紐で縛っていくのか・・・洗濯ばさみの出番だな。
馬鹿!縄文時代に縄文時代に洗濯ばさみがあろうはずもない。
ここで一気に難度が上がる。
解説にはなんも書いてないが、紐はワにしてかけて交差させながら絡めていくのかな?たぶん??
ばらけるのをだましだまし絡めていく・・・冷や汗が出る。こんなんでいいんかな。紐の幅だけ隙間ができる。
歴博で売ってるキットなんだから小学生向けであろうと思う(^^;夏休みの工作に作るとすれば、親御さんは子供衆が寝静まった後に予行演習せねば親の権威は地に落ちるな(^^;
なんとか絡めて、立てる。
今度は上に紐を絡めるのか・・・
編みながら様々に思う。。。
縄文ポシェットと名乗るからには、モデルは青森の三内丸山遺跡から発掘されたあの縄文ポシェットだろう。写真でしかみたことはないけど、綺麗にパーツが揃っていたなぁ・・・あの素材は楓とかの木の皮だという分析だ。どうやってあんなにも綺麗に揃えることができたんだろうか?無論今でも木の皮を利用した工芸品は多数ある。木の皮を剥ぐ専用の道具がある。ん?縄文時代にもあったんか?って、金属は無いよな?石とか貝とかだよな?石や貝のナイフであんなにも正確に均等に切れるもんなんか??もんなんだろうなぁ・・・すごいな・・・
編みあがってはきたが我ながらなんて粗いんだ。
どんぐりなんかコロコロと拾う先から落っこちてしまいそう。
最終段階は、余った先を上に絡めた紐に差し込むのか・・・きつく絡めすぎた。差し込めない。
手を突っ込んで思う・・・
そういえば、縄文の人々の平均身長は低かったなぁ。成人男性でも私より低かったはずだ。身長160の細身の細めの私の手でも、かなり苦戦。無論、手の大きさと器用さは関係ないし身長が低いからといって手が小さいかったとも限らない。それでも、縄文の人々の体を実感する。。。
なんとか、できた!
それにしても、いろんな意味で、つくづく私はそこの浅い人間だったんだなぁと思う。
隙間だらけの縄文ポシェットは、玄関の折りたたみ傘入れとなりました!のです。