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今日のころころこころ

2021・7・21 野尻湖ナウマンゾウ博物館な午後

とにもかくにも暑い長野盆地。少し涼しくなるまで避暑。
湖がいいな。野尻湖に行ってみよう。
せっかくだから野尻湖ナウマンゾウ博物館に寄ってみよう。



長野県上水内郡信濃町にある野尻湖は芙蓉湖とも呼ばれる北信濃の美しい天然湖。
今ではどの山もおとなしくなっているけど、斑尾火山の活動によってできた深い谷が黒姫火山の噴出物で堰き止められ湿地ができたのが7~8万年前。4~5万年前頃に構造運動によって隆起して水がたまるような地形となって形成されたと推測されている。
明治40年代くらいから観光開発がすすめられて今は様々な行楽に利用されてるが、ナウマンゾウの発掘でも有名な湖だ。
約四万年前に野尻湖は氷河時代な上に火山活動も活発だった。
なんでこの湖のほとりで暮らすことにしたのかはわからないけど、人々はナウマンゾウやオオツノジカを狩り、そこからもたらされる様々な恵みを無駄なく利用しながら暮らしをたてていた。
検温・消毒・連絡先記入をして入館。


日本にゾウが普通にいた時代があったんだな。。


町立の小さな博物館だけど、発掘成果の展示のみならず、体験学習できるように様々に工夫をこらしている。

このナウマンゾウは鳴くのだ。








企画展は「北信濃・信濃町地域の古墳時代から古代」。



ミシシッピアカミミガメの捕獲と保護も。
野尻湖におけるナウマンゾウの発掘の特徴は、考古学とはなんの関係もない一般の人たちの手による作業にある。
野尻湖でナウマンゾウの化石が発見されたのは1948年。湖畔で旅館を営む加藤松之助氏が臼歯を見つけた。
本格的に発掘が始まったのは1962年。ナウマンゾウとヤベオオツノジカの化石が見つかったこの発掘が第1次発掘。
その後2年おきに発掘が行われ、2020年には第23次を数えるまでになった。
参加資格は友の会会員で最低3日間参加できること。今までに二万人以上の人たちが参加し成果をあげてきた。
博物館から発掘現場へ歩いてみた。





発掘は冬。
私はよく理解できてないのだけど、この湖から農業用水を取水する組合と東北電力との取り決めで、農業用水を使わない時期に水力発電を行うということで、冬場は水位が下がり湖底が出る部分があってそこで発掘ということらしい。




ナウマンゾウが滅びたのは、温暖化ともオーバーキルとも言われる。
かつて地球に存在し今は地球から姿を消したことだけは事実。
ナウマンゾウがいた頃の夏はどんな夏だったんだろ?



アヒルボートで弁天島まで行ってみようかと思ったけど、ひとりで漕ぐのは熱中症になりそうだ。
子供たちの夏休みが終わった頃になったらまた博物館に行こう。
紅葉の頃になったら手漕ぎボートで探索してみよう。
ん。
遠くで雷が鳴っていたけど盆地は降りそうもないなぁと母のところへ乾いた洗濯物を持っていった。

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