Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カーボンホイール センターチェック

2023-10-30 20:02:23 | カーボンホイール
ロード用カーボンホイールの整備を行います まずはホイールの紹介と
ホイールセンターのチェックを行いましょう 作業風景をどうぞご覧下さい





今回整備を行うカーボンホイールです 人が使っていた物で細かな事も解りませんが
ホイールをチェックしながら 色々な所を観察します






現在はこのホイールに使うつもりのタイヤを仮入れしています
Vittoria のチューブラータイヤです




まずタイヤを外してしまいます 延長バルブを付けています
かぶせ型なので 奥にバルブコアが開いたまま付いています






スポークを差し込み バルブコアを押し空気を抜きます






タイヤを外しました 古いタイプですが未使用の保管品です




タイヤに折り癖が有りましたが 仮入れの効果で癖は概ね
取れています 少し空気を入れて 使うまで置いて置きます




まずこのホイールを用意したのは メインに使っているホイールの
リムが割れ その代輪として人がお使いだった物を購入しました
手組みだと言う事ですので 何処のホイール等と書き様が有りません






まずハブなんですが bitex と言うメーカーの商品らしいですが
私には全く知識が有りません フリーはシマノ用の 11速対応
らしいです フリー側のスポークはプレーンの丸スポークです




組み方は フリー側 4本組のタンジェント スポークの方向は
イタリアンで 24本です






反フリー側も本数は 24本で 4本組のタンジェント イタリアンで
組まれています ただスポークは扁平で ソルダリングがして有ります
こちら側にエアロスポークを使い ソルダリングをしている意図までは
解りません






スポークの首辺りに 刻印が有ります アルファベットの
5文字ですが 上手く読めません SAPIM でしょうか
ニップルはアルミを使っています





ホイールのセンターを確認してみましょう この後に行う振れ取りをする為にも必要です






センターゲージは Campagnolo UT-HU010 使い易くて良い道具ですが
残念ながらもう手に入りません




ゲージの左右は リムに当る部分が有ります






ではチェックをしてみます 道具の使い方も説明させて頂きますが
ある程度想像力を働かせながらお読み下さい ゲージの中心部分を
ハブの玉押し(一番外側のパーツ)に被せます




現在はゲージと玉押しが接触しています このゲージの中心部は
ネジを回す事で 上下に動きます *正ネジです






ゲージの先端を確認します 左側も同じだけの隙間が有ります




調整ネジを回し 先端がリムに接するまでゲージを下げます
この場面では、ネジは緩める方向へ回しています






ゲージの左右が リムに接しました





センターゲージの中心部と玉押し 左右の先端とリム これらが全て
隙間の無い状態です ゲージはこの状態を保ち 一旦外します






ホイールを裏返しました そこへフリー側から外したゲージを
そのままの状態でセットします




セットした状態で各部を確認します センターのネジは
玉押しに接しています






ゲージとリムの間に 1.0mm程度の隙間が有ります
この状態は リムがフリー側に約 1mm 寄っています
センターが 0.5mm フリー側にずれていると言う事ですね





今回のセンター確認 ホイールが振れていない事を前提に 数字を書きましたが
ホイールが酷く振れていればこの様な事も起こります その辺りは振れ取り台に
セットして確認する必要は有ります

0.5mm のセンターずれ この程度であれば振れを取る時に 反フリー側へ意識し
リムを寄せてやれば大丈夫でしょう ホイールの整備はまだ続きます 次回は
スポークのテンションを測ってみましょう またお付き合い下さい


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