『スリープレス・ナイト』(2011年フランス/ルクセンブルク/ベルギー)
囚われた息子を取り戻す為に、父親が全力投球するお話。
もう、必死。
マフィアのコカインを奪った二人の刑事。
ところが、覆面をしていたのに何故か正体がバレてしまい。
息子を誘拐され、コカインと交換だと脅される。
大人しくナイトクラブへコカイン持参で乗り込むが。
麻薬捜査官もクラブにやって来ていて。。。
息子をさらわれた理由が理由なので、
なんとなく全面的に支持できない主人公。
えーっと。どう思えばいい?
あんま気持ちよく応援できないけどぉ?
だいじょう~ぶ。
展開するにつれ、何故マフィアから横取りしたかが分かってきます。
そして、観てる方はホントに悪い奴が分かってるハラハラ感。
更に主人公は深手の傷を負いながらの反撃。
ああ、傷が開いちゃう、悪化しちゃう、気絶しちゃう~!!
マフィアとその取引相手、麻薬捜査官二人、息子を誘拐された刑事。
ナイトクラブで入り乱れつつ、主にキッチンで大暴れ。
料理どころじゃないねぇ、今夜は。。。状態
ほどほどって言葉を知らないらしい。
息子助けたさで、物凄い頑張りを見せる。
怒涛の展開なれど、クラブの人混みやら、閉鎖的な空間での死闘なので。
疾走感が無いのが残念。
人が邪魔なのが、いかされてるんだけど~。
実際、ホントに邪魔でイライラしてきますな。
複合施設的なクラブなので、色んな場所が登場、シーンに応じてフル活用。
ん~と、基本的には。
じゃ、次はレストランで暴れてみようか!
で、またキッチンに戻って、もうひと暴れね!
あ!冷凍庫が有る。じゃ、そこでも暴れようか!
次から次へと問題発生。
しかも、どこで終わるつもり?
ちょっと不安になる程続く終盤。
甘すぎない作りに、色々な事が心配になってくる映画。
『スリープレス・ナイト』(2011年フランス/ルクセンブルク/ベルギー)
監督・脚本:フレデリック・ジャルダン、脚本:ニコラ・サーダ、撮影:トム・スターン、編集:クリストフ・ピネル
出演:トメル・シスレー、ジョーイ・スタール、ジュリアン・ボワッスリエ、ロラン・ストーケル、セルジュ・リアブキン