月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

しょうげんじ

2013-10-06 19:56:11 | キノコ
ベニテングタケ撮影を満喫したあと、ちょっとポワーンとした気分になってしまった。わりと満たされてるっぽい。

しかし、キノコらしきものが視界に入ると、すぐに目は脊髄反射でサーチを始める。心が満たされても、体がキノコを探し求める。どんな本能や(笑)。そうして、私はふたたび林の中を徘徊するのだった。

しばらく普通に探しても見込みが薄そうな感じがしたので、湿り気のありそうな斜面を探してみることにした。遠目に見てもドクツルタケがぽつぽつ見えるので、いい目印になる。

ちょっといい場所を見つけた。大発生とは言えないけど、キノコがそこかしこに点在している。ヤマイグチや、アミハナイグチ、赤いベニタケ、フウセンタケ各種、よくわからないシメジも何種類か。そんな中に、白っぽい、すこし大ぶりのキノコが列をなしているのが遠目に見えた。

ショウゲンジだ。これといって特徴もなく、見栄えはしないけど、食用天然キノコとしてはスタンダードな存在。三重では滅多にお目にかかれない(山地に行けばあるのかなあ?)ので、しっかりと見ておく。

本当はキノコ行列を撮りたいんだけど、干からび加減のが離れて数本あるだけではサマにならない。欲張らずに一本だけを写真に収めた。