目ぼしそうなところは、ひと通り歩いた。あとはもう一つの目標を残すのみ。それはハナイグチだ。
ハナイグチは傘がぬるぬるのイグチで、長野では「リコボー」「ジコボー」などと呼ばれて愛されているキノコだ。植林されてできたカラマツ林に生えてくる。
といっても、どこにいったらいいか分からんかったので、「とりあえず上だろ」という適当な考えで、自動車を山の上の方へ走らせた。
走ること15分。予想通り、カラマツ林が広がっている場所に出られた。ところが、カラマツ林の林床は、腰の丈くらいある笹が一面に覆っていて、キノコを探すどころか、中へ入ることすらおぼつかない。
困ったなあ、と思いながら車を走らせていると、一か所だけ、笹が途切れているように見える場所があった。あそこ、行けるかな?
ビンゴ!
電気設備か何かの管理用に笹が刈りはらわれて、人が通れるだけのスペースの道がつくってあった。そして道にはハナイグチ!
やったー。雨降りの後だと、ぬめりがキラキラと光って絵になるんだけど、今回はぜいたくは言うまい。見つけた時期がちょっと遅く、あらかた傘が開ききって、くたびれちゃってたけど、それでも少しはマシなのもいくらか残ってた。やっぱりこの赤茶色は写真映えするなあ。
はーーーー。三重のスギやヒノキ林なんてなんにも生えないのに、こちらの人工カラマツ林じゃハナイグチ大漁って……なんてうらやましいんだ長野県民。
ハナイグチは傘がぬるぬるのイグチで、長野では「リコボー」「ジコボー」などと呼ばれて愛されているキノコだ。植林されてできたカラマツ林に生えてくる。
といっても、どこにいったらいいか分からんかったので、「とりあえず上だろ」という適当な考えで、自動車を山の上の方へ走らせた。
走ること15分。予想通り、カラマツ林が広がっている場所に出られた。ところが、カラマツ林の林床は、腰の丈くらいある笹が一面に覆っていて、キノコを探すどころか、中へ入ることすらおぼつかない。
困ったなあ、と思いながら車を走らせていると、一か所だけ、笹が途切れているように見える場所があった。あそこ、行けるかな?
ビンゴ!
電気設備か何かの管理用に笹が刈りはらわれて、人が通れるだけのスペースの道がつくってあった。そして道にはハナイグチ!
やったー。雨降りの後だと、ぬめりがキラキラと光って絵になるんだけど、今回はぜいたくは言うまい。見つけた時期がちょっと遅く、あらかた傘が開ききって、くたびれちゃってたけど、それでも少しはマシなのもいくらか残ってた。やっぱりこの赤茶色は写真映えするなあ。
はーーーー。三重のスギやヒノキ林なんてなんにも生えないのに、こちらの人工カラマツ林じゃハナイグチ大漁って……なんてうらやましいんだ長野県民。