月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

みえ県民の森 きのこ観察会

2014-07-07 20:11:10 | イベント
日曜日に、みえ県民の森で一般参加のきのこ観察会が行われた。

参加者は定員いっぱいの約30名。毎年恒例となっているこの観察会の参加者はきのこレベルが妙に高かったりするのだが、今年はいかに。

今年はキノコの出足が大幅に遅れており、梅雨入りはおろか、こうして7月の声を聞いてもパラパラとしか生えていない状況。本来なら夏のキノコのイグチやテングタケなど大きいキノコがわっさわっさと生えて、参加者を喜ばせてくれるはずなのだが……

まあ大勢で探せばなんとかなるさ。


きのこ探索。例年家族連れがメインだけど、今年はやけに女子率高いな・・・。

案の定、キノコは少ない。あってもすごく小さいキノコばかり。まあしょうがないなあ、とあきらめ顔で歩くのだけど、どうも様子がおかしい。探索の道行きがぜんぜん進まねえ・・・。

その犯人はキノコ女子部隊であった。なんかすんごい小さいキノコを見つけては喜んで騒いでいる。何事だこのテンション。自分なら普通にスルーするツノマタタケだかオリーブサカズキタケだかに群がってスマホ撮り攻勢を仕掛けている。すげー熱意、勝てねえわこりゃ(^_^;)

そんなこんなで、心配とは裏腹に、大量の(やけに小さな)キノコが集まった。ひとえに参加者の皆さんの努力のタマモノである。

夏を代表する大型菌根菌はやはり少なく、テングタケ・イグチ・ベニタケ、いずれも10種類に届くか届かないかといった感じで、しかも発生量は各種1本か、せいぜい数本ずつ、と言った感じだった。

しかし!


来た!来やがった!珍菌カゴタケ!
折りたたみ状態の丸いカゴが卵から生まれて、生まれたあとはコロコロ転がっていくという冗談みたいなキノコだ。

これだから観察会はあなどれない。

最終的に50種類はこえたと思う。他にもフクロツチガキやウツロイモタケなどがみつかり、参加者のきのこ探索能力の高さが証明された1日でもあった。

三輪先生、県民の森スタッフ、および参加者の皆さま、ありがとうございました。