月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

ちゃなめつむたけ

2014-11-21 20:41:10 | キノコ
ナメコがあるとなれば足は軽い。気がつくと、薄暗い斜面から、明るい尾根へと出ていた。

そこにはミズナラの林が広がっていた。黄色く染まっている葉が、折から差しはじめた陽光とあいまって、美しく輝いている。

ナメコがあるとは言っても、立ち枯れの木がそんなにたくさんあるわけでもない。周囲を見回すかぎりでは、なにも見当たらなかった。

ふと足もとにチャナメツムタケを見つけた。しっとりとぬれた傘はきれいな赤茶色をしていた。