月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

富士山のイグチ

2015-09-22 10:00:07 | キノコ
最初の場所。Mタケを探したものの、それらしき姿は見当たらない。

それでも、遊歩道のわきには、たくさんのキノコが見られた。

目立ったのはイグチの仲間。傘の表面がけばけばしていて、背が低く薄っぺらい感じのキノコだ。アミハナイグチだろう。背が低すぎてほとんどが被写体にならんのでことごとくスルー。ベニタケやフウセンタケの仲間も多い、が、これも地味な上に種類がわからんのでスルー。

富士山まで行きながらスルーの鬼と化していたその時、なにやらキレイなキノコが。



むっ?ヌメリイグチ?ハナイグチ?なんかちょっと違うような……


傘の模様!思いだした!キノボリイグチだ!

木の根にとりつき、樹木と共生するものが多いイグチ類の中にあって、朽ち木に発生する珍しいキノコ。
図鑑には「腐生菌でなく菌根菌」とされているが、やっぱりある程度は朽ち木を分解すると考えた方が自然じゃないかなぁ。


すばらしきぬめり世界