KINOKO WEB

きのこ関係です。ときどき植物。

Photoshop

2013-02-08 | 画像処理
この記事は、Photoshopの個人的なメモなので、読み飛ばしてください。

作業中のレイヤーより、下にある全てのレイヤーを非表示にするには、
Altキーを押しながら、目のアイコンをクリックする。
多くのかたが、使ってる機能だと思う。



この機能を実行させるショートカットがわからない。
そこで、似たような機能をスクリプトで記述して、
ショートカットキーを[F4]に登録。


Javascript の記述は以下のとおり。
(//のところはコメント)

// 作業中のレイヤーより下にある全てのレイヤーの表示状態を切り替えます。
// 非表示のなっている時は表示に、表示のときは非表示にします。
// 作業中のレイヤーは表示します。
// 作業中のレイヤーより上の全てのレイヤーは非表示にします。

//ファイルがない場合は、スクリプトを実行しません。
if (documents.length != 0)
{
// 作業中のファイルを、docObjに格納します。
var docObj = activeDocument;

// レイヤー数を、layCountに格納します。
var layCount = docObj.artLayers.length;

// 作業中のレイヤー名を、layNameに格納します。
var layName = docObj.activeLayer.name;

// 表示状態を格納する変数です。
var layVisible = false;

// 作業中のレイヤーとの位置関係を格納する変数です。下にあるとfalseです。
var position = true;

// 上のレイヤーから順番に、作業レイヤーとの位置関係を調べて、
// 表示設定をおこないます。
for (i = 0; i < layCount; i++)
{
レイヤーの位置関係を調べます。
if (position)
{
// 作業中のレイヤーの名前と一致するか調べます。
if (docObj.artLayers [i].name != layName)
{
// 上にあるレイヤーです。
} else {
// 作業中のレイヤーです。
// layVisibleとpositionにtrueを格納します。
layVisible = true; position = false;
}
} else {
// 下にあるレイヤーです。表示状態を反転させてlayVisibleに格納します。
layVisible = ! docObj.artLayers [i].visible;
}
// レイヤーの表示状態を設定します。
docObj.artLayers [i].visible = layVisible;
}
}

Photoshop

2013-02-01 | 画像処理

この記事は、Photoshopの個人的なメモなので、読み飛ばしてください。

Photoshop は、自分のよく使う機能を、ショートカットキーから実行させると、
作業が効率的になる。
私は数年前より、よく使う機能のショートカットキー探していたのだが、
ずっと見つけることができなかった。
それが、Adobe Photoshop CS6自動化作戦をみていて、実現できることがわかった。
Javascriptで動作させたい機能を記述して、ショートカットに登録すればいい。

ところで、私がよく使う機能だが、
「作業しているレイヤーの1つ上にあるレイヤーの表示と非表示を交互にきりかえる」
目のアイコンをクリックするだけなのだが、どうしてもショートカットを使いたい。



きっと、Photoshop を使っているほとんどの方は、そんなのどうでもいいじゃないか、
と思うかもしれないけど、私にとっては、とっても重要。
その理由を書くのは面倒なので省略。

Javascript の記述は以下のとおり。
(//のあるところはコメント)

//このスクリプトは、
//作業中のレイヤーの1つ上のレイヤーの表示状態を切り替えます。
//非表示になっているときは表示に、表示のときは非表示にします。

//ファイルがない場合は、このスクリプトを実行しません。

if (documents.length != 0)
{
//作業中のファイルを、docObjに格納します。

var docObj = activeDocument;

//作業中のレイヤー名を、layNameに格納します。

var layName = docObj.activeLayerj.name;

//レイヤー番号0から順番に、作業中のレイヤー名と一致するか確認します。
//一致したら、作業中のレイヤー番号です。nに格納します。

var n = 0;
while (docObj.artLayers[n].name != layName) n++;

//作業中のヤイヤーの1つ上のレイヤーの表示状態を反転させます。
//作業中のイレヤー番号が0のときは、エラーが発生するので実行させません。

if (n != 0) docObj.artLayers [n-1].visible = ! docObj.artLayers [n-1].visible;
}


Javascriptは、メモ帳などで編集できる。
jsxという拡張子をつけて、Photoshopフォルダにある、[Presets] [Scripts]フォルダに保存。



すると、Photoshopの[編集]メニューの [スクリプト]に保存したファイルが表示され、
クリックすると実行できる。




[編集]メニューの[キーボードショートカット]で、
スクリプトをショートカットキーに登録。
[Ctrl]+[Q]を指定した。
[Ctrl]+[Q]は、もともと、Photoshopを終了するためのショートカットだけど、
そんなことのために、ショートカット使う必要ないからね。

やっぱり、ショートカットキーは[F3]に変更!


HDR(ハイダイナミックレンジ)処理

2008-12-01 | 画像処理
きのうは、筑波山にいってみたけれど、きのこはほとんど見つからなかった。
あんまり真剣に探していないけど。
しし鍋祭りというのをやっていて、しし鍋とししカレーを食べた。

ちょうど、コナラの葉っぱがきれいに色づいていた。
写真を撮って、HDR処理で遊んでみた。

1枚目の写真は、撮りっぱなしでなんの処理もしていない。
手前の林が暗くて、遠くの風景や空が明るいという、露出の決定がむずかしい。
林のディティールを出そうとして、明るめの露出にしてしまうと、
遠くの風景や空が白トビしてしまう。
この状況では、もっと暗めの露出にして、手前の林はシルエットにしてしまい、
空のディテールを優先させるのが正解のように思える。

2枚目の写真は、HDR処理をしたあとに手を加えたもの。
青空がしっかりあるのに、手前の林のディテールものこっている。

HDR処理とは、暗い写真から明るい写真まで、段階的に複数枚撮影しておき、
1枚の写真をつくる。
でも、パソコンのモニターは、そんなに広いレンジの明るさを表現することはできない。
せっかくのHDR処理の画像は、コントラストのない、とってもねむたく見える。
そこで、トーンカーブなどをいじって、コントラストをつけたりしていくけど、
これが、なんとなく面倒くさい。
一歩間違うと、イラストチックな写真になってしまう。








2008年11月30日 茨城県
EOS 5D 17mm f8 1/25秒 ISO100)

コンピュータとレンズ設計

2006-03-18 | 画像処理

コンピュータのなかった頃、光線追跡計算に費やされた時間は途方もないものであった。レンズの最適条件を求めるため、100回の計算を行ったとして、4年近くの歳月がかかることになる。計算するブループをいくつかに手分けして作業をすすめたとしても1年程度の設計期間は当たり前であった。

ダゲール(L. J. M. Daguerre:1787-1851)が銀塩感光材料を発明した2年後の1841年、フォクトレンダー社がペッツバールレンズを製品化した。このレンズ設計にあたっては、当時計算能力が秀でていたオーストリアの砲兵隊一個小隊がかり出され、光線計算に協力したという。

日本でコンピュータが国産化された動機は、光学設計であった。1956年3月、富士写真フィルムの岡崎文次(1914-1998)の手により1,700本の真空管を用いた「FUJIC」というコンピュータが開発され、レンズ設計に使われた。このコンピュータは、人による計算の2000倍の性能があった。つまり、設計時間が1/2000に短縮された計算になり、1年の計算が半日以内に短縮されたことになる。現在のレンズ設計用のコンピュータは、人手に寄っていた時代の実に250,000倍の性能がある。

映像情報インダストリアル2005年12月号「光と光の記録」より




画像解像度

2005-10-17 | 画像処理

350dpiで原寸の大きさに印刷するように、画像解像度変更する場合。

1. ものさしツールで画像のスケールのpixelを計る。
  [編集] [環境設定] [単位・定規]を選択して、定規の単位がpixcelにしておくこと。
 下の図は、80mmが2178pixelということがわかる。



2. 画像の解像度(1pixelあたりの長さ)を求める。
    80mm÷2178pixel=0.03673mm/pixel

3. 350dpiの解像度を求める。
    1inch÷350pixei=25.4mm÷350pixel=0.07257mm/pixel

4. 画像と350dpiの解像度の比率を求める。
    0.03673mm/pixel÷0.07257mm/pixel=0.5061

5. 画像の幅のpixelを求める。
    2912pixel×0.5061=1474pixel
  2912のかわりに1474を入力する。



RAW現像

2005-10-07 | 画像処理
RAWで撮影した場合、パソコンで現像処理をしなくてはいけないですね。
現像するには、カメラメーカーの提供しているソフトを使用したり、専用の現像ソフトを購入して使用したり、
Photoshopを使ったりすることができます。
私は、キヤノンの提供する File Viewer Utility (FVU) を使っていました。
キヤノンは Digital Photo Professional (DPP) というのも提供しています。
最近、DPPはピクチャースタイルというのが取り入れられて、
風景とかポートレイトというように、写真の内容によって、
よりよいチューニングがされているようです。

FVUとDPPのちがいは?
KissDと5Dのちがいは?
ピクチャースタイルのちがいは?
などを調べてみました。

すでによっぱらっているので、こまかいコメントはやめますが、
DPPにすると、多少、コントラストや色合いがかわるけれど、移行してもだいじょうぶそう。
だいぶ旧機種となってしまったKissDと、最新機種の5D、WEB用途では全く差がないと思います。
高感度撮影をした場合には、あきらかに差がでてしまうでしょうが。
画像素子のサイズの差、APS-Cとフルサイズ、背景のボケに差がありますが、たいした差じゃないですね。
ピクチャースタイルは個性がでて、なかなか楽しそうですね。

撮影条件
照明:蛍光灯
レンズ:EF17-40mm F4 USM
KissD:17mm域を使用
5D:28mm域を使用
絞り:f11
シャッター速度:1.3秒
感度:ISO100
ホワイトバランス:オート

KissD FUV


KissD DPP スタンダード


5D DPP スタンダード 0, 0, 0


5D DPP ポートレイト


5D DPP 風景


5D DPP ニュートラル


5D DPP 忠実


5D DPP スタンダード 2, 0, 0


5D DPP スタンダード 0, 2, 0


5D DPP スタンダード 2, 2, 0


5D DPP スタンダード 0, 0, 2


5D DPP スタンダード 0, 0, -2

2005年10月7日 自宅

TSレンズ

2005-10-05 | 画像処理
キャノンのEOS用レンズに3本のTSレンズがあります。
こまかい説明はしませんが、あおり撮影ができるのです。
きのこ生えている背景にもピントをあわせようと24mmを手に入れたのは10年以上も前です。
実際には、そこまでピントをあわせる必要性を感じなかったため、ほとんど使っていません。
45mmは去年の秋に入手しました。
KissDにとりつけると72mm相当となり使いやすいです。よく使いました。
もっぱら、画素数かせぎのタイリング用です。
過去の写真のマントカラカサタケマスタケがそうですね。
そして昨日、90mmを入手してしまいました。
TSレンズ3本セットそろえている人って、あんまりいないかも。


2005年10月5日 自宅

ハードディスククーラー

2005-09-08 | 画像処理
SAMSUNGの250GBのハードディスク(HA250JC)にクーラーをとりつけたところです。
パソコンを使っているとき、手でハードディスクをさわるとわかるのですが、けっこう熱くなります。
クーラーを取り付けると、劇的に温度が下がります。
内蔵ハードディスクには、必ず熱対策をするようにしています。

ちなみに、デジカメのオリジナルデータはUSB接続の外付けハードディスクに保存してます。
必要なときだけスイッチを入れればいいので、稼働時間が少なくなり耐久性に有利と思ってます。
ですが、外付けハードディスクって、熱くなりますよね。
いつも、コスト優先で安物を買ってしまうのですが、
本当は、ファンの付いた外付けケースにしたいなと思っています。
また、外付けハードディスクのほとんどは7200回転のものが入ってます。
SAMSUNGの5400回転に入れ替えれば発熱がおさえられるんじゃないかと思っています。

外付けハードディスクは、大量のデータをもちはこびできるので便利ですよね。
私のリュックには外付けハードディスクが入っていることが多いです。
バイクでこけたらたいへんですね。
じつはおととい、車のドアをあけた瞬間、40GBの内蔵ハードディスクを30cmの高さから、
アスファルトに落下させてしまいました。ちゃんと壊れました。
もったいないことをしました。



2005年9月8日 自宅

カラースペース

2005-09-06 | 画像処理
写真の色あいのちがいがわかるでしょうか?
下のほうがくすんだ感じになってますね。
私のミスによるものです。





表現する色の範囲をカラースペースといってます。
パソコンで扱うカラースペースは人の目で見ることができる範囲より狭くなっています。
sRGBというカラースペースが一般的に使われてきましたが、
さらに広い領域をもったAdobeRGBというのを使う場合もあります。
最近のデジカメは、sRGBとAdobeRGBの切り替え設定のあるものが多いです。
RAWデータは現像のときに、どちらかを選定することができます。

何事もなければ、sRGBだけでやっていくのが楽です。
ほとんどのモニターはsRGBなので、AdobeRGBのすばらしさを実感することはできません。
一部のモニターはAdobeRGBに対応してますがめちゃくちゃ高価です。

私の場合、印刷屋さんからAdobeRGBでのデータ要求があったので、
ここのところ、AdobeRGBでずっと作業をしています。
しかし、WEB上に画像をアップするときにはsRGBに変換する必要があります。
インターネットの閲覧ソフトなどは、AdobeRGBに対応していません。
つまり、上記のようなことになってしまうんですね。






Photoshopで変換するときの画面です。
変換方法は、「相対的な色域」を使用するようですが、
どれを選択してもかわらないような気がします。

各種設定

2005-09-01 | 画像処理

カメラ:EOS Kiss Digital(630万画素)
レンズ:
 ・EF100mm F2.8 Macro
 ・EF28-70mm F2.8 USM
 ・TS-45mm F2.8

撮影時設定
 ・シャッター速度:1/125秒
 ・絞り:f16~22
 ・保存形式:RAW

RAW現像
 ・FileViewerUtility(デジカメに付属していたソフト)
・保存形式:16bit TIFF
 ・コントラスト:+1
 ・シャープネス:標準
 ・色の濃さ:+1
 ・色あい:標準
 ・色空間:AdobeRGB
 ・ホワイトバランス:オート

Photoshop
 ・作業スペース:Adobe RGB

WEB用画像の作業手順
 1. きのこ以外の部分にレイヤーマスクをかける。
 2. スケールから、単位長さあたりのピクセル数を計算する。
 3. 画像解像度を変更する。
 4. レベル補正でコントラストを調整する。
 5. プロファイルをAdobeRGBからsRGBに変換する。
 6. アンシャープマスクをかける。100-0.5-2。
 7. Jpegで保存。画質8。


2003年10月22日

写真の拡大率と画素数

2005-08-24 | 画像処理
白バック写真の拡大率について説明しておきます。

白バック写真を原寸で印刷する場合、どのくらいの画素数が必要になるか考えてみます。
よく、350dpiって聞いたことありませんか?
dpiはdot per inch(ドット パー インチ)です。
印刷するとき、1inchに350dot並べるということです。

さて、10cmのきのこを印刷する場合、ドット数はどうなるでしょうか?
1inchを2.54cmとすると、10cmは3.94inchになります。
   10cm÷2.54cm/inch=3.94inch
3.94inchに350dot/inchをかけて、1379ドットになります。
   3.94inch×350dot/inch=1379dot

私のKissDは630万画素で、長辺が3072画素、短片が2048画素です。
10cmのきのこを1379ドットの大きさに撮影するのは全然問題ないことがわかります。
ところで、ドットも画素もピクセルも同じようなものと思って差し支えないです。



20cmの径の傘を撮影しようとします。
20cmは2758ドットなので、画面からはみだしてしまうことがわかります。
このように、大きなきのこを撮影する場合は、画素数の大きなカメラを使うか、
あるいはそれなりの工夫が必要になります。



キヤノンのデジカメの機種ごとの画素数をしめしました。
もちろん、画素数の大きな機種を使いたいところですが、
価格がべらぼうに高くなるのが悩みどころです。