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きのこ関係です。ときどき植物。

房総風土記の丘 村の自然

2012-11-04 | いろいろ
吹春さんをたずねて、房総風土記の丘にいった。
昔はよく、ここできのことりをしたものだ。
そのころ、コバヤシアセタケの撮影中に、放火騒ぎがあり、
刑事さんに職務質問されたことがあった。
蚊取り線香をぶらさげてる私をみて、
かなり、うたがっていた。

風土記の丘は、ちょうど「村の自然」という特別展をやっていた。
吹春さんは、受付でいそがしそうにしていた。
はにわについて、教えてもらった。
馬にいろいろ飾り付けをしているのは、
今でいう、おベンツに相当するそうだ。

それにしても、入口にはっていあるクワガタのポスターが気になる。
普通のノコギリクワガタとちょっとちがう。
離島のノコギリクワガタか?




会場では、千葉県立成田西陵高等学校の地域生物研究部の生徒さんたちが解説員をしていた。
清水先生にいろいろ教わった。
ノコギリクワガタの正体は、雌雄モザイク型だった。
左右に混ざり合うのは時々あるけど、
頭と胴体でわかれるのは、きわめて珍しいとのこと。
















風土記の丘で採集されたきのこの、タイプ標本の展示もあった。
貴重なタイプ標本を、さりげなく展示してしまうところは、
さすが吹春さん。
機会があったら、ぜひ、見に行ってほしい。

シモウサアシブトホコリタケ Lycoperdon shimousanum Kasuya は、
風土記の丘からしか、まだ、みつかっていないらしい。
フタミトガリミツエタケ Oudemansiella amygdaliformis var. bispora Mizuta は、
千葉県では、よくみかけるやつだと思う。
ミヤマタマゴタケ Amanita imazekii Oda, Tanaka & Tsuda は、
すっかりおなじみのテングタケ。




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