2011年7月 宿をリニューアルしてＯＰＥＮします。

ご無沙汰しております。一年ぶりの更新です。


あっという間に、夏が巡り
今日、大洗の海辺では、
紫色のハマゴウの花が美しく咲き乱れております。


この夏は、私や家族にとって初めての休業となりました。
お陰様で、今日までに子供と何度も海に行きました。

住まいから海はたいへん近いので、
強い日差しを避けて、夕方になると海に行っています。

夕暮れ時には、安全のため遊泳が禁じられますので、
いつも、子供に誘われて、波に負けない大きな砂の城を作っています。



そして当館でも、波に負けない、もっと頑丈な建物を建築しはじめました。
2011年、夏のオープンに向けて準備中です。


長い間、宿屋を休業しておりまして、皆様には心よりお詫び申し上げます。
休業期間中にも、ご宿泊のお問い合わせを頂きまして、申し訳なく思っております。

たいへん遅くなりましたが、今後のお話も進みました。
本日、皆様にご報告致します。



ご存じの通り、建物がたいへん老朽化していました。


ここ数年、この宿にふさわしい空間とは何か、考えておりました。

この場所にあるべき宿を頭に描くのには、
どうしても勉強する時間が必要でした。


日本各地の評判の宿を巡ったりしつつ、
金波楼が120年前、なぜこの場所に旅館をつくったのか、
開業を決意した「創業者の思い」を想像しながら、

現代人の暮らしに貢献できる宿とは何だろうと考えました。


そして、近年の大洗や茨城には久しくなかったような、
ゆっくり保養滞在することを重視した宿へ、原点回帰することを決意しました。


魅力ある滞在空間を追求するために、正直、建築費用がかかりまして、
努力致しましたが、どうしてもご利用の価格が高めとなってしまいます。

ご利用を検討されているお客様には、大変申し上げにくいことですが、
ご利用のために、ご負担が増えますこと、心よりお詫び申し上げます。


これまでの金波楼で、のんびり海を眺めて休まれていたお客様には、
この海舞台や大洗地方の田舎の魅力をめいいっぱい詰め込んだ、
スロースタイルの上質な宿に感じられますよう、丁寧に宿を作ってまいります。


新しい宿が皆様にとって価値のあるものになりますよう、頑張ります。


今後ともよろしくお願い致します。



皆様、熱中症対策など、お体にはくれぐれもお気を付け下さい。