昨日は干潮の大洗海岸に行きました。
よいお天気です。
磯の中におりますと、時間がのんびりと流れているように感じられます。
普段はザーッ、ザザーッとした響きの波も、
今日の磯の中ではスーッー・・ポクポクポクー・・・といった柔らかな響き。
とても心地よいですね。
普段、水面下にあるアラメやメカブがお日様にあたり、心地よさそうに揺らいでいる風景や、岩と岩の間に驚くほど海藻がごちゃごちゃと入り組んでいるジャングルのような風景も広がります。
今年は4月の初めまで寒くて、春の到来が遅く、水温がなかなか上がらないためなのでしょうか、今日の磯で見つけることのできた生き物はそう多くありませんでした。イソガニ、カサガイの仲間、イソギンチャクあたりを確認しました。わりとどの生き物も岩の色と似ているので、水の中をじーっと見つめていないとその存在に気が付きません。
こうして自然世界の速度に合わせて、五感を調整してゆくと、過ごしているだけで時間の流れはとても緩やかに感じられます。宿に戻るとぼんやりした不思議な感覚が余韻のように残っていることを実感することでしょう。
次の大潮は5/16～5/22頃。その頃にはバッコ（アゴハゼ）やヒトデの姿も見たいです。
茨城県 大洗海岸の宿。
波打ち際で「ひとやすみ」｜ 五感を洗う海辺の別邸
里海邸 金波楼本邸
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