NO MORE PANIC !
世界はまだ知らない。
世界なんか、一瞬で終わる。
原題 K-19 THE WIDOWMAKER
製作年度 2002年
製作国・地域 アメリカ/イギリス/ドイツ
上映時間 138分
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ハリソン・フォード/リーアム・ニーソン/ピーター・サースガード/クリスチャン・カマルゴ/ピーター・ステッビングス
ソ連の原子力潜水艦K-19で1961年に実際に起った放射能事故を基に「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督が映画化したもの。
1961年、米ソ冷戦の最中、ソ連国家首脳部は原子力潜水艦K-19の処女航海の艦長にアレクセイ・ボストリコフを任命した。副艦長には経験豊富なミハイル・ポレーニンが就き艦は出航。この2人の意見はしばしば対立するが、K-19は次々にテストを成功させていった。困難なテストを乗り切り乗組員たちは束の間リラックスする。しかしその直後、新たな任務の遂行中、艦内の冷却装置のひび割れが判明する。原子炉は過熱し始め、このままでは炉心の溶融が避けられない。ボストリコフはじめ乗組員は、大惨事をくい止めるべくひとつの決断を下すのだった。
先日番組表でみつけて、録画しておいたもの。
面白かったんだけど、お家鑑賞の切なさ.......
途中3度も中断する羽目になって、しかもそのままになってしまいなんと3日かけて鑑賞(苦笑)
つくづく映画館に行けることの幸せを感じますね。。。
1961年当時は、米ソが競って核兵器の量を増大させていたのだろう。
米国の原子力潜水艦は、モスクワを射程圏内に配備され、両国は一触即発の緊張状態にあった。
そんな中、ソ連の誇る最新原子力潜水艦K-19内ではミハイル・ポレーニン(リーアム・ニーソン)艦長指揮の元、ミサイル発射の訓練が行われるが、失敗する。
その報告を受け、軍首脳部はアレクセイ・ボストリコフを新たな艦長に任命。
ポレーニンは副艦長に降格するがそれを不満に思い新艦長に反感を持つ乗組員も出てくる。
そんなK-19の処女航海は不穏な空気の中始まった。
軍の信頼も厚いボストリコフは、酔って居眠りしている原子炉の担当官を辞めさせるよう指示するがポレーニンは反対し、ここで二人の性格が浮き彫りになる。
艦長の要請で新たに原子炉担当官がやってくるが、海軍学校を出たばかりの成績優秀ではあるが未経験の若者(ピーター・サースガード)だった。
厳しく、妥協を許さないボストリコフの指揮の元、限界に挑む実施訓練が行われ、
どちらかというと任務より人命大事、穏健派のポレーニンと対立しながらも、実験ミサイル発射は成功を収めるが、
次の任務に向かう途中、
冷却装置のひび割れから原子炉が加熱し始め――
そのまま修復できなければ、搭載されている核の威力はヒロシマの数倍......
もちろん乗組員達は知識としての被爆者を知っていたのだろう。
狭苦しい潜水艦の中で、逃げられない人としての使命感に目覚めていく若ものと、
それがどんなに酷であっても、最善の判断を下し率いなければならない指揮官の葛藤が描かれていて、、泣かされます。
潜水艦のパニックものだけど、恐ろしいのは、これが現実にあった事故だということ。
目の前の恐怖から逃げたくても逃げることは許されないソ連原潜の120余名。
その緊迫した状況下で、上官と乗組員の間で起こった対立の図は、映画的演出だと思うけれど、
大勢の、身を挺した原子炉の担当官の勇気ある行為は現実に行われ、
その献身的働きによって、その先に起こったかもしれない戦争の危機から世界が守られたのは事実なのだろう。
厳しすぎる選択を迫られる海軍指揮官と、
上官の判断に人生を託さざるを得ない運命の乗組員たち。
これは紛れもなく戦争を語るドラマでした。
世界はまだ知らない。
世界なんか、一瞬で終わる。
原題 K-19 THE WIDOWMAKER
製作年度 2002年
製作国・地域 アメリカ/イギリス/ドイツ
上映時間 138分
監督 キャスリン・ビグロー
出演 ハリソン・フォード/リーアム・ニーソン/ピーター・サースガード/クリスチャン・カマルゴ/ピーター・ステッビングス
ソ連の原子力潜水艦K-19で1961年に実際に起った放射能事故を基に「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督が映画化したもの。
1961年、米ソ冷戦の最中、ソ連国家首脳部は原子力潜水艦K-19の処女航海の艦長にアレクセイ・ボストリコフを任命した。副艦長には経験豊富なミハイル・ポレーニンが就き艦は出航。この2人の意見はしばしば対立するが、K-19は次々にテストを成功させていった。困難なテストを乗り切り乗組員たちは束の間リラックスする。しかしその直後、新たな任務の遂行中、艦内の冷却装置のひび割れが判明する。原子炉は過熱し始め、このままでは炉心の溶融が避けられない。ボストリコフはじめ乗組員は、大惨事をくい止めるべくひとつの決断を下すのだった。
先日番組表でみつけて、録画しておいたもの。
面白かったんだけど、お家鑑賞の切なさ.......
途中3度も中断する羽目になって、しかもそのままになってしまいなんと3日かけて鑑賞(苦笑)
つくづく映画館に行けることの幸せを感じますね。。。
1961年当時は、米ソが競って核兵器の量を増大させていたのだろう。
米国の原子力潜水艦は、モスクワを射程圏内に配備され、両国は一触即発の緊張状態にあった。
そんな中、ソ連の誇る最新原子力潜水艦K-19内ではミハイル・ポレーニン(リーアム・ニーソン)艦長指揮の元、ミサイル発射の訓練が行われるが、失敗する。
その報告を受け、軍首脳部はアレクセイ・ボストリコフを新たな艦長に任命。
ポレーニンは副艦長に降格するがそれを不満に思い新艦長に反感を持つ乗組員も出てくる。
そんなK-19の処女航海は不穏な空気の中始まった。
軍の信頼も厚いボストリコフは、酔って居眠りしている原子炉の担当官を辞めさせるよう指示するがポレーニンは反対し、ここで二人の性格が浮き彫りになる。
艦長の要請で新たに原子炉担当官がやってくるが、海軍学校を出たばかりの成績優秀ではあるが未経験の若者(ピーター・サースガード)だった。
厳しく、妥協を許さないボストリコフの指揮の元、限界に挑む実施訓練が行われ、
どちらかというと任務より人命大事、穏健派のポレーニンと対立しながらも、実験ミサイル発射は成功を収めるが、
次の任務に向かう途中、
冷却装置のひび割れから原子炉が加熱し始め――
そのまま修復できなければ、搭載されている核の威力はヒロシマの数倍......
もちろん乗組員達は知識としての被爆者を知っていたのだろう。
狭苦しい潜水艦の中で、逃げられない人としての使命感に目覚めていく若ものと、
それがどんなに酷であっても、最善の判断を下し率いなければならない指揮官の葛藤が描かれていて、、泣かされます。
潜水艦のパニックものだけど、恐ろしいのは、これが現実にあった事故だということ。
目の前の恐怖から逃げたくても逃げることは許されないソ連原潜の120余名。
その緊迫した状況下で、上官と乗組員の間で起こった対立の図は、映画的演出だと思うけれど、
大勢の、身を挺した原子炉の担当官の勇気ある行為は現実に行われ、
その献身的働きによって、その先に起こったかもしれない戦争の危機から世界が守られたのは事実なのだろう。
厳しすぎる選択を迫られる海軍指揮官と、
上官の判断に人生を託さざるを得ない運命の乗組員たち。
これは紛れもなく戦争を語るドラマでした。
見逃した作品が、直ぐにレンタルできない(タイミング?)こともありますが、
家族の帰宅・食事時間や、
その他の雑用に振り回されて、中断されることが多く、
レンタルしても観ないで返却も度々・・
段々とお家鑑賞が減ってきてしまいます。
>英語でソ連の軍人・・・
確かにへ??でしたよね~。
ましてハリソンなどは特に違和感がありました
が、
やはり潜水艦ものって、独特の緊張感が引き込ませてくれますよね~。
船長は実際あの終盤のシーンに見られるように、
長生きされているのですよね~。
被爆されても、時間的に短かったので影響が少ないのでしょうか。
「レッドオクトーバーを追え」懐かしいです!面白かった♪
私は「Uボート」がインパクトがありました。
お家鑑賞はなかなか作品世界にどっぷり
浸るのは難しいです。特に主婦は。
これ私は映画館で観ました。
監督が女性でしかもキャメロン監督の元・奥さん
と聞いて、観てみようという気持ちに。
英語でソ連の軍人を演じるってどうよ!?と
多少の違和感を抱きつつの鑑賞でした^^;
潜水艦という閉塞的環境での不測の事態。
艦長と副艦長の衝突・対立。
肩に力が入りすぎて、すっごく疲れたことを
記憶しています。
帰宅の途の足も重かった~。
ひとつ疑問があって艦長は被爆してない???
私は被爆したと思ったんですけど。
個人的に、潜水艦モノでは
『レッドオクトーバーを追え』を超える作品は
ないと思っています。