to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

セカンドバージン

2010-10-13 21:37:20 | TV dorama
恋愛感情を封印し仕事一筋の敏腕編集者(鈴木京香)が17歳年下のエリート官僚(長谷川博己)と恋に落ちる。しかし男には妻(深田恭子)がいた。切なく危険な大人の恋物語
2010年10月12日~12月14日 [連続10回]
毎週火曜日 総合 午後10:00~10:48
毎週金曜日 BShi 午後6:00~6:48

作 大石静
音楽 梅林茂
主題歌「あなただけが」倖田來未
出演 鈴木京香/深田恭子/長谷川博己/YOU/綾野剛/段田安則/草笛光子

第1回「不実な指」
“出版界の奇跡”として知られる敏腕編集者・中村るい(鈴木京香)は、ある集まりで、若く野心的な金融庁の官僚・鈴木行(長谷川博己)と出会う。るいにとって、その男はベストセラーを生み出す人材の1人に過ぎなかったが、自分の志にまっすぐで、時に無防備な行に、しだいにひかれてゆく。若い時に結婚に失敗し、仕事一筋に生きてきたるいにとって、17歳年下の男に抱いた感情は、深い動揺と忘れていた甘美さを目覚めさせ…。

OAでは最初の方のシンガポール部分の意味がいまひとつハッキリしないままだったので、観直して見ました。
シンガポールの事件に遭遇する前に、るいが社長との会話で「辞めても退屈すると思う」は、自分のことだと思っていいのか、現社長のことなのか?
この部分が現在である以上、二人の不倫の顛末に大きな意味があると思ったから。

そして、これはるいが行との馴れ初めから遡る形で進行していく話のようです。

金融庁に勤めるエリートでありながら、野心家の行は、あるパーティの席で持論を展開中、
自信に満ちたるいに鼻っ柱を折られる格好で、お互いにとってどこか傷をつけあうような出会いを果たす。

行には資産家の妻が居るが、行は妻に関心を失っているように見える。
ふたりの夫婦の馴れ初めは語られない。―

戦闘的なるいが仕掛けて、
はねっかえり坊やが食いついた――。ま、簡単にいってしまうとこういう1話(笑)

この中村るいって、実在の某社の某氏にそっくりですけど、、いいんでしょうか
まぁ、出版業界ではありがちな話でしょうけどね。
るいの会社が頭が上がらない作家センセイもふっと頭を掠める大物作家がいたり・・・
そのセンセイを接待したり、行との食事シーンに使われる店も、この長引く不況下に?だったり、
るいの一人暮らしの住まいがマンションでなく無理やり新婚向きと思える戸建てだったり(忙しくて毎日掃除は無理)
諸々、ちょっと今の時代に受け入れがたいと思われる設定。
それで、トリュフォーを意識したあの1話のラストに繋げていくのですね~。

だけど1話で1年半を駆け足でいって、唐突に「隣の女」ですから、ちょっとこの後の展開もなんだかなぁ~と思ってしまいます。

大石さんの理想だという「るい」(鈴木京香)
大石さんお気に入りの、でもテレビドラマ界では無名に近い長谷川さん起用が成功するのか?
初回は視聴率5・5%......
各シーンにインパクトのある面白いセリフがちりばめられていますが、これに食いつく人をどれだけ引っ張っていけるかが肝のような気がしました。
ただ、なぜか繋ぎが悪い印象。
ブツ切れ感が、ちょっと視聴者をいちいち遠ざけてしまうようなところが気になりました。

バブル期を経験した私でさえ違和感があるプロローグ。
お子様な恭子ちゃんファンには退屈なドラマであり、大人の恭子ちゃんファンもどのくらいの人たちが観続けられるのか心配なところ。
だって、50分近い放送時間の中で、恭子ちゃんシーンは多分2分に満たないんですもの。
しかも、夫が金融庁を辞めたのも事後報告で、新会社のこともまるで知らされないで、余りにもバカな妻という描かれ方。
とりあえず刺身の端にもなっていないという妻・万理江(恭子ちゃん)の書かれ方に、主婦層が反発しそうです。
若い、可愛い、純粋=バカみたいな印象ぢゃないですか
今後若干登場シーンが増えていくにしても、その後変貌するにしても、初回の印象って大事。
なので、これは録画を観ていくことになりそうです。


編集部イチオシ危険な恋が始まる―。



シンガポール政府観光局の日本公式サイトによると、
まずは1~3話にシンガポールのシーンが登場しますとあります。
ということは、1~3話でもまだ過去語りなわけで、
そうすると、もう10話の結末も撮り終えているってことなんでしょうか。
日本における撮影はもう6話に入ってるようです。
コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今夜はセカンドバージン | トップ | 君に届け »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あ、 (ボー)
2010-10-16 20:10:02
見忘れた~!
でも、10回もあると気力が続かないかも。。。(といいつつ朝ドラ見てますけどっ)

「瞳の奥」にコメしようと思ったら、欄が閉まってます。昔の記事だからでしょうか。

返信する
ボーさん* (kira)
2010-10-18 00:52:11
これは、、、男性は苦手かもしれませんね
まあ、トリュフォー意識とはいっても、NHKだし、そこまでドロドロにはしないと思いますが(笑)

コメ欄、なぜか余計なとこクリックしちゃってました
教えてくださって助かりんこ
返信する
 ()
2010-11-19 03:35:23
ほとんどドラマなんかくだらないと思ってますが、珍しく結構好きでハマってます。
なぜか?苦労しつつも、自活することを正とする凛とした生き方。能無し専業主婦のバカップリを象徴する描き方。よく描けていると思います。正直、働くオンナとしては、専業主婦ってそう見えてしまうので。そして、逆をいえば、そのように生きることを良しと思って実行できない自分に歯がゆい想いもしたり。
いわゆる一般的な家庭も持たず、自力で稼いで生活しているオンナにとっちゃ、シンガに出張するあたり、リアルな充実優越感っぷりが共感できます。
息子と同じ若いオトコ?おっさんがおねぇちゃんとつきあうのと同じように、さもありなんで、いいんじゃないですかね。オッサンより純粋だしね。

まぁ、ぶっちゃけ、バリバリ働いてないと、このドラマに共感できないかもしれませんねw
返信する
nさん* (kira)
2010-11-20 21:03:04
初めまして。
コメント、ありがとうございます♪

これはドラマ好きじゃない方の方が、所謂"味"を求めなくていいのかも知れないですね
ナレーションとセリフで粗方説明しちゃってますから
登場人物の心理描写やキャラ設定が足りない脚本だと思います。
表層的なんですよね~。
この脚本家は概してこういう作品が多いです。(と、思います)
ストーリー展開を楽しむにも、手垢がつきすぎな内容に思われ、、、

とはいえ、恭子ちゃんが演じるマリエを楽しみに毎週観ています。
ぶっちゃけ、バリバリ25年働いていましたが、専業主婦が能無しだとは思いませんよ
返信する
うーん (air)
2011-05-11 01:31:21
このドラマの設定が45歳と28歳ってとこが大前提だよね。 だって10年後はこの二人この関係を維持できるかって言うと疑問。ドラマとしてはこの二人の絶頂期を描いていて、刹那的なところがいいのかも。現実とはちょっと別な感じでそこがドラマティックで引き込まれるかもしれない。見る側が専業主婦か否かは関係ない。女として40代はある意味分岐点。このまま枯れていくのかそれとも・・なんて悩んでいるのはキャリアも主婦も同じ。少なくとも外見にしろ、内面にしろ磨くのを怠けている怠惰な女には関係ない話だな。
返信する
airさん* (kira)
2011-05-11 12:11:55
こんにちは、初めまして。

>二人の絶頂期を描いていて、刹那的なところがいいのかも
そうでしょうが、
メイン二人の肩書きを抜きにすると、人間的魅力がない自己中なオトナの、
本気の火遊びをだらだらと見せられた印象しかなかったです。
ラストまで、それは変わらなく、ただのメロドラマという印象。
これはキャストの持つ日頃のイメージに随分助けられたという感じでした。

>内面にしろ磨くのを怠けている怠惰な女には関係ない話だな
うーん。
「既にそういういい女には関係ない話」だと思っておりました。
返信する
Unknown (不倫は辞めて)
2011-09-22 15:56:59
もし実際でも不倫で愛して何故あそこまでセックスが出来るのかって思うと理解できないですね。

自分だったら引きます。

気持ち悪いです。

不倫で愛したって幸せにはなれないよ。

悲しいねそういうのって。

恐ろしい。


だから映画でも映画化しなくてもって思うくらいです。

共感する人いるけどどうかしてます。

一筋でいられないなら一生独身でいたほうがまだいいですね。
返信する
不倫は辞めてさん (kira)
2011-09-22 23:49:47
この作品に限って言えば、
「不倫だろうとなんだろうと、ずっとセカンドバージンで頑張ってきたんだから
自分が好きなら取っちゃえばいいんじゃない」と言っていますね。
そこらへんが、恋に縁遠くなった中年や、同じようなケースに身を置いてる方に共感を得たのかも知れませんね。

好きになったら相手には家庭があった・・としたら、
身を引くような人には
この作品はダメかもしれないと私も思います。
返信する

コメントを投稿

TV dorama」カテゴリの最新記事