製作年 2008年
製作国 ドイツ=フランス=ハンガリー
上映時間 109分
監督・脚本 ヘルマ・サンダース=ブラームス
出演 マルティナ・ゲデック/パスカル・グレゴリー/マリック・ジディ
ハンブルグのコンサートホールで、ピアノを演奏するクララを見守る二人の男がいた。名作曲家として名高いクララの夫、ロベルト・シューマンと、無名の天才作曲家であるヨハネス・ブラームス。ヨハネスはその才気と奔放な性格でたちまちシューマン一家に気に入られ、デュッセルドルフで共に暮らすことになった。この奇妙な同居生活の中で、クララ、ロベルト、ヨハネスの心は激しく揺れ動くのだった…。
一度も予告を目にすることもなかったけど、前日に『アマルフィ』を観た時に、
夕方の上映に間に合いそうだと思い、楽しみにしてました♪
平日の夕方の回でしたが、前方の2列を除いてほぼ埋まっていて、8割方の入り。
全然宣伝もしていないのに、ビックリです
この三人の不思議な関係を知ったのは、中学に入った頃だっただろうか?
踏み込んではいけない芸術家同士の愛。しかし不思議に猥らな感じは持たなかったのは何故だろう?
ヨーロッパ各地を回る演奏旅行の繰り返しで疲れていたシューマンとクララ夫婦。
デュッセルドルフの音楽監督に招聘されたシューマンが、そのころから悪化した躁鬱に苦しみながら作曲に打ち込む夫を、
内に外に、逞しく支えながら、
音楽を愛し、家族を愛する母であり、ピアニストとして働く女性であり、
時に14歳も年下のブラームスの求愛に心揺れるクララ・・・。
監督はその名前が示すように、直系のブラームスの末裔とのこと。
かなり踏み込んだクララとブラームスの関係を描いています。
100年以上も前に、ピアニストとして成功を収めながら、
ブラームスを支えることに重点を置き、妻としての限られたステージでのみその活躍の場を狭めてしまったクララ。
現代の働く女性の先駆者的存在だったのですね。
そして、ブラームスは彼女のピアニストとしての才能だけでなく、作曲家としての才能にも気付いていた・・・。
恋する彼だけが、クララの密かな願望に目を向けていた。そして崇拝していた
クララの前で、彼女の作曲した曲を演奏するブラームスは、
出会う前から音楽家としてのクララに恋していたのかも知れないと思いました。
この時ブラームス20歳。クララは34歳で、7人の子持ち。
先ず音楽があって、天才の、魂に触れるその何かでこの3人は惹かれあっていったのだと、
だから仕方なかったんだと、、そんな気になる。
クララもブラームスも、
私の記憶の中のイメージよりも大分逞しくて、最初はちょっと違うと思っていましたが、
生きて傷ついて、きらめきを放つ――人間臭い芸術家という感じで、
これはこれで惹かれました。
『善き人のためのソナタ』は未見ですがマルティナ・ゲデック、凄いです!
マリック・ジディのブラームスも魅力的でした♪
内気で神経症に苦しむシューマンは、昔見た若き日のイメージからは遠かったけど、
パスカル・グレゴリーの演技にはひき込まれます。
使用楽曲の一覧はこちら
音楽もですが、この時代の衣裳やインテリアもとっても素敵でした
「アマルフィ」の感想はまた後日
製作国 ドイツ=フランス=ハンガリー
上映時間 109分
監督・脚本 ヘルマ・サンダース=ブラームス
出演 マルティナ・ゲデック/パスカル・グレゴリー/マリック・ジディ
ハンブルグのコンサートホールで、ピアノを演奏するクララを見守る二人の男がいた。名作曲家として名高いクララの夫、ロベルト・シューマンと、無名の天才作曲家であるヨハネス・ブラームス。ヨハネスはその才気と奔放な性格でたちまちシューマン一家に気に入られ、デュッセルドルフで共に暮らすことになった。この奇妙な同居生活の中で、クララ、ロベルト、ヨハネスの心は激しく揺れ動くのだった…。
一度も予告を目にすることもなかったけど、前日に『アマルフィ』を観た時に、
夕方の上映に間に合いそうだと思い、楽しみにしてました♪
平日の夕方の回でしたが、前方の2列を除いてほぼ埋まっていて、8割方の入り。
全然宣伝もしていないのに、ビックリです
この三人の不思議な関係を知ったのは、中学に入った頃だっただろうか?
踏み込んではいけない芸術家同士の愛。しかし不思議に猥らな感じは持たなかったのは何故だろう?
ヨーロッパ各地を回る演奏旅行の繰り返しで疲れていたシューマンとクララ夫婦。
デュッセルドルフの音楽監督に招聘されたシューマンが、そのころから悪化した躁鬱に苦しみながら作曲に打ち込む夫を、
内に外に、逞しく支えながら、
音楽を愛し、家族を愛する母であり、ピアニストとして働く女性であり、
時に14歳も年下のブラームスの求愛に心揺れるクララ・・・。
監督はその名前が示すように、直系のブラームスの末裔とのこと。
かなり踏み込んだクララとブラームスの関係を描いています。
100年以上も前に、ピアニストとして成功を収めながら、
ブラームスを支えることに重点を置き、妻としての限られたステージでのみその活躍の場を狭めてしまったクララ。
現代の働く女性の先駆者的存在だったのですね。
そして、ブラームスは彼女のピアニストとしての才能だけでなく、作曲家としての才能にも気付いていた・・・。
恋する彼だけが、クララの密かな願望に目を向けていた。そして崇拝していた
クララの前で、彼女の作曲した曲を演奏するブラームスは、
出会う前から音楽家としてのクララに恋していたのかも知れないと思いました。
この時ブラームス20歳。クララは34歳で、7人の子持ち。
先ず音楽があって、天才の、魂に触れるその何かでこの3人は惹かれあっていったのだと、
だから仕方なかったんだと、、そんな気になる。
クララもブラームスも、
私の記憶の中のイメージよりも大分逞しくて、最初はちょっと違うと思っていましたが、
生きて傷ついて、きらめきを放つ――人間臭い芸術家という感じで、
これはこれで惹かれました。
『善き人のためのソナタ』は未見ですがマルティナ・ゲデック、凄いです!
マリック・ジディのブラームスも魅力的でした♪
内気で神経症に苦しむシューマンは、昔見た若き日のイメージからは遠かったけど、
パスカル・グレゴリーの演技にはひき込まれます。
使用楽曲の一覧はこちら
音楽もですが、この時代の衣裳やインテリアもとっても素敵でした
「アマルフィ」の感想はまた後日
私がこの作品を観に行った時はほぼ満席だったんだけど、
自分の親ぐらいの年齢の観客がほとんどでビックリしてしまいました。(^-^ゞ
ご夫婦で観に来られている方が多かったです。
紳士・淑女の方達に広く知られている音楽家3人なのかな?
ブラームスの末裔の人が監督&脚本&共同プロデューサーを担当しているので
ブラームスに関しては台詞がキレイで
王子様的に描かれているような気もして、美化されている感もあり、
逆に、ロベルトに関してはリアルに描かれているのはなんだかなぁ~と思ってしまったけど、
でも、その二人の男性像の対比が映画としては観応えありました☆
それ・・・50代からの夫婦どちらか50以上で割引っていうのじゃないでしょうか~(笑)
だってそれだと2人で2000円だし、上手くすれば夕飯も外食できるし
時間帯もあったのかもですが、会社帰りのOLが多かったですが、
この頃映画館に高齢の方やご夫婦が多いのは
そういう割引が浸透したからなんだなぁ~と密かに思っていました(笑)
確かにブラームスの末裔の人が監督じゃあ・・と思わないでもなかったです。
が、ある意味でまたそういう公表できない文献などもあったのかしらと想像したりしました。
なにしろ3人の演技にも満足、惹きこまれてみていました~