6年ぶりに近所の医療機関へ検査に行ったら、支払い料金の謎で、今日、1時間近くネット記事を読みまくって調べることになってしまった。
あるきっかけから、骨密度測定の検査を受けに行こうと、決めたのである。
受診の数日前に、電話で問い合わせた。
(1)症状がなくても検査だけを受けることができるか。
(2)健康保険3割負担で、検査費用は、いくらか。
その2つの質問に対する受付女性の回答は、症状がなくても検査だけを受けられるということと、検査の費用は、初診料含めて1200円ということだった。千円前後を予想していて、2千円以上なら、やめようと思っていた。区の保健所で、時々、骨密度測定を無料で行っている情報を見つけたからである。
その日は午前中にマンションの理事会があり、近所のレストランでランチをすませてから、骨密度測定の検査に行った。
検査の結果は、正常。予想どおりだったので、1200円損したかもという思いがチラッとかすめた。
受付で代金を請求されて支払った金額が、1420円。一瞬、えっと思った。
(電話では1200円と言ってたのに、220円高い……!)
(消費税込みで1420円、にならないし、何かの代金がプラスされたんだわ)
(やっぱり、あのせいかも……)
でも、受付担当者が勝手に何か代金をプラスできるのか、そんなはずはないと思い直す。
ふだん、数百円の賞味期限切れの食品を無駄にして捨てたりすることもあるのに、220円をケチったわけではないが、何となく気になった。
帰宅して、受付で渡された『領収書』を見てみたら――。
初診料 332点
検査 140点
3割負担金 1420円
そうプリントされている。
何と、もう1枚の紙があって、それは『診療明細書』。
その、初診料332点の横に、
――夜間・早朝等加算――
という文字がプリントされていたのである。
「ええええっ!!」
思わず、驚愕の声をあげた。
受診したのは、土曜日の午後1時半。もちろん、その医療機関の営業時間である。
(日中の診療時間内に検査を受けたのに、夜間・早朝ということに偽装して加算するなんて、せこい……!)
しかも、厚労省の新規定か知らないが、初めて見た『診療明細書』、可能な限りの超極小フォント。近視の私は、裸眼で紙を近づければ、どんな小さなフォントも読めるが、中年以上の視力1.2や1.5の人は老眼鏡をかけないと読めないと想像される。何とB5サイズの記録紙の98%が空白で、文字は2%、ぐらいである。
(インク代の節約してるんだわ。せこい……!)
(よほど儲かってない医院なんだわ)
ついでに紙代も節約すればいいのに、と思ったが、インク代のほうが紙代より高いからに違いない。
(加算の220円が3割負担ということは750円ぐらい多い収入に、偽装したってこと? せ、せこい……!)
と、度し難くセコ過ぎることに呆れていたら、事実は、そうではなかった。
今日、ネットで調べたら――。
『初診料 点数 診療所・病院 282点』だが、何と、土曜日の午後は「夜間・早朝等加算」で50点プラスされるということだった。
50点+282点=332点
『領収書』の数字とピッタリ合うので、うれしくなった。誰にも教えられず説明もされず、自分で発見した数字だからである。
(道理で……)
私の前にも後にも、待合室に誰もいなかった。土曜日の午後は割増料金がかかると知っている人が多いからなのだ。
それにしても、土曜日の午後は「夜間・早朝等加算」50点だなんて、こんなヤヤコシイ計算というか決まりを、誰が考えたのだろう。
それならそうと、医療機関の看板か、待合室の壁か、ホームページかに、明記しておくべきだと思う。私のように、そのことを知らない人だって、いるはずだから。
そうすれば、支払い料金の謎で、1時間近くネット記事を読みまくって調べることもなかったのだ。ネット上には、医療機関での支払い料金の疑問や相談や謎や苦情などの書き込みが、驚くほど多数、もう限りなく、夥(おびただ)しいサイトに載っている。
診療報酬を決めるのは厚労省らしい。諸悪の根源は厚労省と言いたくなる。
あるきっかけから、骨密度測定の検査を受けに行こうと、決めたのである。
受診の数日前に、電話で問い合わせた。
(1)症状がなくても検査だけを受けることができるか。
(2)健康保険3割負担で、検査費用は、いくらか。
その2つの質問に対する受付女性の回答は、症状がなくても検査だけを受けられるということと、検査の費用は、初診料含めて1200円ということだった。千円前後を予想していて、2千円以上なら、やめようと思っていた。区の保健所で、時々、骨密度測定を無料で行っている情報を見つけたからである。
その日は午前中にマンションの理事会があり、近所のレストランでランチをすませてから、骨密度測定の検査に行った。
検査の結果は、正常。予想どおりだったので、1200円損したかもという思いがチラッとかすめた。
受付で代金を請求されて支払った金額が、1420円。一瞬、えっと思った。
(電話では1200円と言ってたのに、220円高い……!)
(消費税込みで1420円、にならないし、何かの代金がプラスされたんだわ)
(やっぱり、あのせいかも……)
でも、受付担当者が勝手に何か代金をプラスできるのか、そんなはずはないと思い直す。
ふだん、数百円の賞味期限切れの食品を無駄にして捨てたりすることもあるのに、220円をケチったわけではないが、何となく気になった。
帰宅して、受付で渡された『領収書』を見てみたら――。
初診料 332点
検査 140点
3割負担金 1420円
そうプリントされている。
何と、もう1枚の紙があって、それは『診療明細書』。
その、初診料332点の横に、
――夜間・早朝等加算――
という文字がプリントされていたのである。
「ええええっ!!」
思わず、驚愕の声をあげた。
受診したのは、土曜日の午後1時半。もちろん、その医療機関の営業時間である。
(日中の診療時間内に検査を受けたのに、夜間・早朝ということに偽装して加算するなんて、せこい……!)
しかも、厚労省の新規定か知らないが、初めて見た『診療明細書』、可能な限りの超極小フォント。近視の私は、裸眼で紙を近づければ、どんな小さなフォントも読めるが、中年以上の視力1.2や1.5の人は老眼鏡をかけないと読めないと想像される。何とB5サイズの記録紙の98%が空白で、文字は2%、ぐらいである。
(インク代の節約してるんだわ。せこい……!)
(よほど儲かってない医院なんだわ)
ついでに紙代も節約すればいいのに、と思ったが、インク代のほうが紙代より高いからに違いない。
(加算の220円が3割負担ということは750円ぐらい多い収入に、偽装したってこと? せ、せこい……!)
と、度し難くセコ過ぎることに呆れていたら、事実は、そうではなかった。
今日、ネットで調べたら――。
『初診料 点数 診療所・病院 282点』だが、何と、土曜日の午後は「夜間・早朝等加算」で50点プラスされるということだった。
50点+282点=332点
『領収書』の数字とピッタリ合うので、うれしくなった。誰にも教えられず説明もされず、自分で発見した数字だからである。
(道理で……)
私の前にも後にも、待合室に誰もいなかった。土曜日の午後は割増料金がかかると知っている人が多いからなのだ。
それにしても、土曜日の午後は「夜間・早朝等加算」50点だなんて、こんなヤヤコシイ計算というか決まりを、誰が考えたのだろう。
それならそうと、医療機関の看板か、待合室の壁か、ホームページかに、明記しておくべきだと思う。私のように、そのことを知らない人だって、いるはずだから。
そうすれば、支払い料金の謎で、1時間近くネット記事を読みまくって調べることもなかったのだ。ネット上には、医療機関での支払い料金の疑問や相談や謎や苦情などの書き込みが、驚くほど多数、もう限りなく、夥(おびただ)しいサイトに載っている。
診療報酬を決めるのは厚労省らしい。諸悪の根源は厚労省と言いたくなる。