以前、よく見ていた『クローズアップ現代』。最近は、あまり見ない番組だが、『STAP細胞 疑惑の真相』というタイトルに惹かれて見たら、それなりに面白かった。
報道番組で記者会見の断片的映像を見た時、女性科学者というイメージと違うような印象を受けた。感心するほど時間のかかる入念なメイクとヘア・セットは、自己表現だと思った。会見で緊張している様子と報道されていたが、私にはそう見えなかった。テレビで見る限り、心身が不調とは思えないほど、終始、落ち着いているし、余裕のある表情も浮かぶし、精神的にはタフな女性の印象を受けた。
演技とまでは言わないが、他人からこう見られたいという<自己表現>に熟練している感じがした。涙を拭くハンカチの当て方など、特にそれを感じるし、自己の能力も存在価値も、かなり自信のある自意識過剰タイプ、とまでは言わないが、それに近いタイプの女性にも見えた。それは悪いことではないし、自己の能力も存在価値も自信のある自意識過剰タイプの女性科学者がいても不思議ではない。
さらに副センター長の記者会見。マスコミが言うような窮地、とは全く思えないような落ち着きはらった印象を受けた。プライドが高く、自己保身が強く、冷酷な一面のある性格&人間性のような想像もさせられた。36歳で京大教授の地位を得た輝かしさが、50代になった現在も、その冷静沈着な顔つきと、人を煙に巻くような数々のコメントに表れているような気がした。用意した原稿を読み上げるコメントは、専門用語や横文字がやたらと多く、私には半分も理解できなかった。
印象に残ったのは、STAP細胞ではなく、STAP現象と頻繁に言っていたこと。さらに、謝罪の言葉と相反するような、プライド高き人間の頭の下げ方で、思わずクスッと笑ってしまった。謝罪という感じは全く受けなかったし、本人も謝罪などしたくないし、謝罪したつもりなどない謝罪のしぐさという印象が、おかしかったのである。
報道番組で断片的な会見を聞きながら、何となく、女性科学者が気の毒になった。
推測だが、山中伸弥教授に対するライバル意識や焦りが間違いなくあったと思うし、そのことも関連しているのではないかというふうに感じられる。
それと、〈ら抜き言葉〉が習慣になっている人のようだった。50代の人が、〈ら抜き言葉〉を使うことに驚いたが、中でも「信じれる」という〈ら抜き言葉〉を聞いた時は、耳を疑うほど驚愕した。
以上、科学に関して無知で苦手な私の独断&偏見的な感想だけれど──。
報道番組で記者会見の断片的映像を見た時、女性科学者というイメージと違うような印象を受けた。感心するほど時間のかかる入念なメイクとヘア・セットは、自己表現だと思った。会見で緊張している様子と報道されていたが、私にはそう見えなかった。テレビで見る限り、心身が不調とは思えないほど、終始、落ち着いているし、余裕のある表情も浮かぶし、精神的にはタフな女性の印象を受けた。
演技とまでは言わないが、他人からこう見られたいという<自己表現>に熟練している感じがした。涙を拭くハンカチの当て方など、特にそれを感じるし、自己の能力も存在価値も、かなり自信のある自意識過剰タイプ、とまでは言わないが、それに近いタイプの女性にも見えた。それは悪いことではないし、自己の能力も存在価値も自信のある自意識過剰タイプの女性科学者がいても不思議ではない。
さらに副センター長の記者会見。マスコミが言うような窮地、とは全く思えないような落ち着きはらった印象を受けた。プライドが高く、自己保身が強く、冷酷な一面のある性格&人間性のような想像もさせられた。36歳で京大教授の地位を得た輝かしさが、50代になった現在も、その冷静沈着な顔つきと、人を煙に巻くような数々のコメントに表れているような気がした。用意した原稿を読み上げるコメントは、専門用語や横文字がやたらと多く、私には半分も理解できなかった。
印象に残ったのは、STAP細胞ではなく、STAP現象と頻繁に言っていたこと。さらに、謝罪の言葉と相反するような、プライド高き人間の頭の下げ方で、思わずクスッと笑ってしまった。謝罪という感じは全く受けなかったし、本人も謝罪などしたくないし、謝罪したつもりなどない謝罪のしぐさという印象が、おかしかったのである。
報道番組で断片的な会見を聞きながら、何となく、女性科学者が気の毒になった。
推測だが、山中伸弥教授に対するライバル意識や焦りが間違いなくあったと思うし、そのことも関連しているのではないかというふうに感じられる。
それと、〈ら抜き言葉〉が習慣になっている人のようだった。50代の人が、〈ら抜き言葉〉を使うことに驚いたが、中でも「信じれる」という〈ら抜き言葉〉を聞いた時は、耳を疑うほど驚愕した。
以上、科学に関して無知で苦手な私の独断&偏見的な感想だけれど──。