喜連東幼稚園ブログ

大阪市平野区喜連東5-1-63 
TEL:06-6709-1587
学校法人 喜連学園 喜連東幼稚園

「いのち」と向き合う

2010-04-26 | 先生のつぶやき
日本の美しい花、桜…少し前まで満開だった薄桃色の花びらが散る季節、
吉村鉄雄園長先生は、静かに永眠されました。

生前は、たくさんの人たちに支えられ、愛され、親しまれた方でした。
どんな時でも、「ありがたい、ありがたい」と、感謝の気持ちを忘れることなく、
“得がたき時、会え難き友、生きている喜び”という言葉を通して、今を大切に
感謝して生きることを、身をもって伝えてくださいました。

 また、幼稚園では、子ども達に「おかあちゃんを大切に、おとうちゃんを大切に、
そして自分のいのちを大切に」ということを常々おっしゃっていました。
吉村園長先生は、お誕生日会の時の、母と子の触れ合いの時間を大変好まれ、毎回
終わった後に、「母と子が触れ合って、子が母に抱かれている姿は、本当に最高の姿
やなぁ」と涙目でおっしゃっていたことが、思い出されます。
 私達教職員に対しても、いつも握手をしながら、「いつもありがとう、よろしく頼むで!」と、
信頼をしてくださると共に、大きなお心で様々な取り組みを見守って下さっていました。

吉村園長先生亡き後、大きな大きな指導者を失った私達は、力不足のところが多々あります。
しかしながら、吉村園長先生の遺志を引き継ぎ、子ども達に生きている喜びを伝えていくという
使命があります。
子ども達には、吉村園長先生のいのちが終わってしまったこと、これからもお空からずっと
見守ってくれていることをお話ししました。少しずつ自分たちの言葉で考えたり、受け止め
たりする姿を大切に、子ども達と共に「いのち」と向き合っています。
吉村園長先生の死と、正面から向き合った私達だからこそ、子ども達にいのちの大切さや、
今を大切に感謝して生きることを伝えることが出来る、その想いを持ちながら、子ども達と
の生活を子ども達と共に豊かに生きることが、私達の成すべきことなのだと思います。

今まで、みなさまがたから頂戴しました、吉村園長先生へのご厚情に感謝申し上げますと共に、
喜連学園教職員一同、一丸となって精進してまいりますので、今後ともお力添えのほどよろしく
お願い申し上げます。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ミナママ)
2010-04-29 09:49:24
園長先生の突然の訃報心よりお悔やみ申し上げます。

喜連東幼稚園の子供達はみんな優しい子ばっかりだと思います。
園長先生の教えが先生達をとおしてきちんと伝わってますよ。
返信する
ミナママさんへ (【お返事】喜連東幼稚園)
2010-04-29 12:13:51
あたたかいお言葉、ありがとうございます。
子ども達の笑顔、元気な声・・・
保護者の方々のあたたかいご支援、ご協力・・・
吉村園長先生は喜んでおられると思います。

喜連東幼稚園の子ども達は、本当に心の優しい子ども達ばかりです。
吉村園長先生の訃報を伝えた時も、一人ひとりが真剣な眼差しで、しっかりとお話を聞いてくれていました。
目に涙をためている子もおりましたし、自分なりに状況を理解しようとしている様子の子も居ました。

これからも、心を大切にする幼児教育・いのちを伝える教育・今を大切に生きる教育を守り続けていきたいと思います。

メッセージありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。