きのうの「縄文時代」つづいて、きょうは「弥生時代」っていう名称について。
弥生時代は、「稲作時代」とか「鉄器・青銅器時代」と名づけられてもいいはずだ。
弥生時代の場合は、単に土器が出土した地名から名づけられたにすぎない。
その場所とは、東京大学ほどちかくの東京府本郷区向ヶ岡弥生町で、
1884年(明治17)にシンプルな文様の土器が出土した。
で、単純に「弥生式土器」とか、「弥生時代」って名前がつけられた。
偶然だけど、この「弥生」っていう文字が、稲作のはじまりを愛でてるような語感がなんとなくある。
「弥」は「いよいよ」とか「ますます」とかいう語意があって、
結婚式などで「弥栄」(いやさか)といえば「いよいよ栄える」という意味で、まことに縁起がいい。
「生」の解字を調べると、むろん象形文字で、
草木が芽をだして次第に成長していく形をあらわしている。
この「弥」と「生」が合わさった「弥生」という単語は、「ますます成長する」ということですから、
稲作がはじまったことによって、大きな聚落を養えるようになったり、
それによって社会のルールがより精密になって、
その後の日本の国家形成にどれだけ貢献したかということを誇ってるように感じられる。
「浅草時代」とか、「柴又時代」じゃピンとこない。
とにかく、明治の考古学者たちのセンスは、偶然にも?よかったと思う。
弥生時代は、「稲作時代」とか「鉄器・青銅器時代」と名づけられてもいいはずだ。
弥生時代の場合は、単に土器が出土した地名から名づけられたにすぎない。
その場所とは、東京大学ほどちかくの東京府本郷区向ヶ岡弥生町で、
1884年(明治17)にシンプルな文様の土器が出土した。
で、単純に「弥生式土器」とか、「弥生時代」って名前がつけられた。
偶然だけど、この「弥生」っていう文字が、稲作のはじまりを愛でてるような語感がなんとなくある。
「弥」は「いよいよ」とか「ますます」とかいう語意があって、
結婚式などで「弥栄」(いやさか)といえば「いよいよ栄える」という意味で、まことに縁起がいい。
「生」の解字を調べると、むろん象形文字で、
草木が芽をだして次第に成長していく形をあらわしている。
この「弥」と「生」が合わさった「弥生」という単語は、「ますます成長する」ということですから、
稲作がはじまったことによって、大きな聚落を養えるようになったり、
それによって社会のルールがより精密になって、
その後の日本の国家形成にどれだけ貢献したかということを誇ってるように感じられる。
「浅草時代」とか、「柴又時代」じゃピンとこない。
とにかく、明治の考古学者たちのセンスは、偶然にも?よかったと思う。