SIDEWALK TALK

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親米狂の詩

2011-12-07 12:34:32 | アート・文化
America内閣府による「外交に関する世論調査」というのがあり、
アメリカに親しみを感じる人は82%で、
昭和53年の調査開始以来、最も高い数値となった。


内閣府はこの要因として、
震災時の米軍『トモダチ作戦』を通じての献身的な支援をあげているが、
それにしても他国をこれだけ手放しで好きなのには驚いた。
単純比較することはできないとはいえ、内閣支持率をはるかに凌駕している。


アメリカ合衆国は、自国の利益のためなら何だってやる、
クソったれな国家だ。
戦争だって、人殺しだってやる。
そしてわが日本は、この国から核爆弾を落とされた、
世界で唯一の被爆国だ。


なのに、かく言う僕も、
アメリカという、このろくでもない国が好きだ。


僕は無邪気にも、
アメリカの音楽に憧憬を抱いたり、
アメリカの文学に共鳴したり、
アメリカの映画で休日を過ごしたり、
アメリカのファッションを身に纏ったり、
アメリカのジャンクフードに舌鼓を打ったり、
アメリカのスポーツを楽しんだりしてる。
挙げ句の果ては、アメリカ発の哲学「プラグマティズム」を信奉している。


もしかしたら、戦後の占領政策によって、洗脳されてるのもしれない。


他国を盲信することの危うさには気をつけなきゃいけないが、
サンモニのコメンテーターたちのような
行きすぎた無用な反米主義もどうかと思う。


こっちは米国を好きで好きでたまらないようだけど、
肝心のあっちはどう思ってるんだろうか?
親米派と思われるこの僕も、
相思相愛を無邪気に信じるほどお人好しじゃない。