いくら毎日がバタバタしていたとしても、このドラマの感想を書き始めたのなら、今回の「#5」のそれを書き逃してはダメなんじゃないかと思いました。
今までは前振りで、ここからが本番のような感じでしたよね。
今まで室長の物の言い方から、興玉の言動と態度と目線などから様々な推理や考察を重ねてきた皆様には、ここで一つ目の答え合わせが出来たと思います。
そしてワタクシも・・・
ふっふっふ・・・・と微妙に笑う。
初回の時に、「興玉」と言う名前をじっと見て、ここに秘密がと検索したのは、なかなかいい線行っていたと思います(自画自賛)
八百万の神を守るために、社殿を持たない神・興玉神。
なんか彼にぴったりの神じゃないですか。
で、実はその時、雨野についても調べたんですよ。
だって「あまの」って如何にもな感じでしょう。
でも「天野」っていう名前だと、意外と数は多いのですよ。ところがその「あまの」に「雨野」と言う文字を使う方の数は凄く少ないのですね。
珍しいんだなと思いました。
だけど第2話で、ダンスをすぐに覚えちゃうというセリフが出て来たじゃないですか。
それでピーンときました。
ああ、これは「あまの」じゃなくて、そのまま「アメノ」だよ~って。
つまり「アメノウズメ」なんじゃないのかと。
日本最初の踊り子ですよね。
だから彼女は「全決」に当然のように移動になったのだと思います。
そして雨野がヒルコだと思っていた謎の女性豊玉の本当の正体も分かりました。
お仲間でしたね。でも皆さんも、そう思っていたでしょう^^
そうなるとですよね、じゃあヒルコは誰かまた何処にいるのかとなってくるわけですが、私は、にやにやしながら話したいのに我慢している役者さんが、まだ姿が見えない状態でいらっしゃるのかと思っていたのです。だけど(元)ツイッターによると、名前からある人が浮上してきました。その名前は載せませんが、「えっ!?」と思ったので、またも検索してしまいました。私の中では神社信仰はないのですが、なんだかいろいろな事を学んでしまっているような気がします。
それに今度は違う人を疑うポストが出て来て・・・・
だけど登場人物を一人一人に光を当てて名前から考えてみるというのも、楽しい遊びのような気がします。
とりあえずいつも「雨野さーん。」と大好きモードでやって来る芹田正彦は、アメノウズメの夫であるサルタヒコなのでしょうか。
アッ、ちょっと脱線するのですが、「火の鳥」の中で猿田彦と結婚させられる女性は、本当は絶世の美女なのに身を守るためにブスに化けているアメノウズメ。アレってそう言う神話にちゃんと準じていたお話だったのねと、今更ですが思いました。(手塚先生、申し訳ありませんm(__)m)
そしてポストを遡ってみたお陰で、何となくスルーしていた事を思い出しました。
それは「事戸を度す 」と言う呪文のシーンです。で、またも検索。
これは元々古事記の中に出てくる話が元なのですが、なんだか頭がくらくらしてきました(笑)
お勉強ルームになっても仕方がないので、気になる方は検索してくださいね。
でも一応意味だけは「『事戸』は語義未詳。絶縁の言葉と取って、それを相手に言い渡す意ととる説が多い。この場合は「戸」を「呪言」ととるわけだが、言葉の意ではなく、場所ととる見方もある」←黄泉国③ – 國學院大學 古典文化学事業
また最後の興玉の言葉「僕も神です。」に、皆さま盛り上がっていましたねぇ。
「新世界の神になる」と言っていたけれど、とうとう神になれたんだなって言うようなことを、多くの人が言っていました(笑)
だけどあの言い方、かっこ良くて痺れました。
痺れたと言えば、あの爆弾を投げるシーンもカッコ良かったです。
ゲストの星野真理さんも良かったです。
子を想う優しくって強いお母さんを感じさせました。
そして子役の諸林めいちゃん、可愛らしく、そして演技も上手でしたね。
彼女は市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)でした。
「僕らはずっと味方ですから」と興玉が言い、
「分かってる。」と未琴が答える。
良いシーンでしたね。
と言うわけで、次週も楽しみです。