「相棒」でも幾度となくテーマとして取り上げられてきた「時効」。
「相棒」はさりげなく、「時効廃止キャンペーン」をやっているんだと思っていたこともありました。そして、とうとう時効制度の見直しが実現したのです(笑)
イヤイヤ、この書き方はまずいですね。
さながら、「相棒」が、それに何らかの貢献をしたみたいじゃないですか。
でも、世論は伝わっていたと思います。
もしかしたら、その制度を議論していた人の中には「相棒」を見ていた人もいたかもですね。
では時効はどうなったのか。
いつまで有効かは分かりませんが、分かりやすいところを見つけたので貼って置きますね。サスペンス好きならやっぱり要チェックです。
→ここ
時効の発想にはなじめなかったけれど、その存在理由はそれなりにあったと思います。膨大になってしまう捜査資料の管理と言うのも、良く聞かれるその理由のひとつだったと思いますが、時代が変わって資料の保存には場所をとらなくなったのでは。だけど遺留品などの証拠品はそうは行きませんよね。その膨大に増えていくそれの保存と管理が重要になってくると思います。
「相棒」の時効ネタ、上手いところをついてきましたね。
重い殺人の場合などの犯罪では時効の撤廃、時効の変更があったことが浸透していなかった・・・・
時効間際に世界中を放浪していた被害者の孫が帰ってきます。
時効が来たならば証拠品として押収されていた、血の付いた500万近くのお金を返してもらえると思ったからです。だけど、時効は延長(もしくは廃止)になっていました。だけど、孫は返還請求を調べて、関わりのあった元刑事に頼みます。
・・・・・
ここからはネタバレもしてるのですが、
と、言う事はですね、あの元刑事は、この時効制度が見直しになってから、お金に手をつけたのですよね。じゃなかったら、すぐに証拠品紛失は分かってしまう訳ですから。行き場のなかったはずのお金。そこがポイントだったのですね。
犯人は調子の良い事を言っていましたよね。確かにそのお金は、誰も調べなくなってしまった事件の捜査に使われていたのかもしれません。その事件の捜査の為に家族を失ってしまったのも確かなのかもしれません。
でも、すべて詭弁。
殺した男は犯人だった。
こんな男のせいで俺はすべてを失って、更にまた窮地に追いやられようとしている。そう思った男は犯人(孫)を殺します。
「あなたは警察官じゃないですか!」と憤って尊が言いますが、それを制して右京の冷たい言葉が突き刺さります。
「彼がもし今も警察官なら、ちゃんと調べ上げて彼を逮捕したはずです。何しろ時効がなくなって時間はたっぷりあったわけですから。」
既に彼は警察官なんてものではなく、ただの犯罪者なのでした。
たとえ悔いの涙に溺れても。
しかし、所轄の人たち、やたら怪しげでしたね。
おなじみメンバーがあまりはじけてなくて、書くことがないなあと思ったら、来週は陣川君登場。
うう、なにやら、またも可哀想な予感。。。