森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「トンイ」の感想。

2020-08-10 16:37:40 | 海外ドラマ

これもスノウさん(妹)がラインで情報を送って来てくれて、それで見た韓国ドラマでした。

情報的には、「テレ東京で朝、始まるよ。」と言うものだったのですが、Amazonprimeなどで一気見の方が面白いかもと言っていたので、確かにそうだとAmazonprimeで見る事にしたのです。一気見の方が面白いと言うのもありますが、毎朝見続けると言うのは、私的にはどうかなと思う所もあるし、録画しても録画消化が出来るかどうかも分かりません。

それで今も朝の8時10分辺りにテレビ東京で放映されていますが、全60話、視聴終了しました。

(注:今の段階では『トンイ』はprime会員特典では見られません。有料で見るか、またの機会を待つか、テレビなどで毎朝見るかと言う選択肢があると思います。)

 

韓国の宮廷ドラマって面白いんですよね。「宮廷女官チャングムの誓い」なんかけっこう嵌って見ていました。だけどそれでもそこに出演していた俳優さんたちの事を、そんなに興味を持っては覚えてはいないかったのです。

この「トンイ」に出てくる王様の粛宗(スクチョン)役のチ・ジニは、「宮廷女官チャングムの誓い」で最終的には彼女の夫になるチョンホの人だったのですね。監督が「宮廷女官チャングムの誓い」と同じイ・ビョンフン。その繋がりもあったのでしょうか。繋がりと言えば、同じ監督の作品には,「イ・サン」と言うのもあって、トンイが生んだ英祖の孫の話になっているのも面白いですよね。そちらはprime会員特典が切れたので、まだ1話目しか見ていませんが、繋がりを思うと、なかなか面白いなと感じます。

しかも宮廷物って、料理人から宮廷楽士から絵画部門まで、いろいろなテーマがあって趣が深いです。日本のドラマでも「大奥」なんかは、けっこう面白いと思いますが、お針子からとか台所の端女からとかが側室のトップに上り詰めた話なんかはないので、違った面白さを感じますね。

ところで先程の王様である粛宗、なかなか優しい面立ちで、私なんかは威厳もあるけれど何処かホッとできるキャラが良いなと感じたのですが、他の人の感想を簡単に読み流すと、皆一様に褒めてはいますが、「あまりハンサムではない王様が」と言うような言われ方をしているような気がしたのは、勘違いでしょうか。

ヒロインのお相手役は、やはり群を抜いたイケメンとかが良いとか ?

 

だけどこの「トンイ」はそんなイケメンは出てきませんよね。でもチョンス兄さんは、最強の男でカッコいい~。

このお話、凄く良く出来ているなと思いました。史実にあった事を要所要所に盛り込んで、完全なるフィクションでありながら、真実もこうであったかもと思わせるところが凄いと思いました。

仁顕王妃の廃位と復位。ヒビンの最後。トンイの宮廷追放などは史実であっても、その真実は分からないわけで、そこに様々なドラマを華々しく咲かせたところに人気の秘密があるのでしょうね。

私はチャン・オクチョン、後のヒビンやその兄のヒジェなんかは結構好きな悪役でした。なんかこの人たちの最後には同情するものもありました。そうとうな悪なくせに、その悪だくみがことごとく上手くいかなかったように思います。特にトンイ暗殺など。←当たり前か ! 上手くいったらドラマが終わってしまうものね。いや、だけどもう狙い過ぎでしょう、毎回毎回・・・・・。

毎回毎回と言ったら、本当に次から次へと事件が起きて、心が休まる時がないなとも思ってしまうけれど、毎回何か起きなければ、ドラマとして成り立たないわけで、そちらも当たり前だのクラッカー・・・・・って、古すぎる~ !!!

 

と言うわけで、この「トンイ」は探偵ものプラス宮廷での愛憎劇でいて、本当にまったく飽きずに60話を見る事が出来ました。

なにげに側室対決では、ヒビンとヒジェvsトンイとチョンスの兄妹対決だったように思います。

高潔で美貌のヒビンが、結局は落ちて行ってしまうのは、大切に思っていた兄を守ろうと思ってしまったからではないかと思ってしまいました。兄も妹を命を懸けて守ろうとしますが、守り方を間違えたのではないかしら。

また世子たちの子供時代のエピソードも面白かったですね。子供たちが可愛らしかったので、楽しめました。

世子の肉体的な問題を知った時、視聴者の方の多くは早い段階で、トンイと同じ事を考えたのではないでしょうか。なんたって今の日本の東宮の事を思えば、解決法は分かると言うものですね。だけどそのためには・・・・ってな、粛宗の決断には驚きましたが。

 

最終回までずっと面白かったです。ただ、「えっ、どういう意味 ?」と二回見てしまいました。

と言うのも、楽しいトンイと粛宗の出会った時のような楽しい絡みがあった後、唐突に、トンイの息子が英祖になって、そして母の墓参りのシーンになってしまうものですから。

きっとトンイと粛宗はあんな感じで絡み合い生きて行ったのでしょう。トンイは意外と早くに亡くなってしまうのですね。49歳だったかしら。その2年後に粛宗も亡くなったのでした。

野原を歩くトンイが振り向くと、そこには粛宗が居て二人で仲良く歩いて行くシーンは、しみじみと余韻を残しました。

 

友だちは、この「トンイ」を2回も3回も見たと言っていました。

凄く人気のある作品みたいですね。

でも私は、違う作品を次に見たいと思っています・・・・って、もう見ているのですが・・・・( ̄ー ̄)ニヤリ。

この三連休、どこも行かなかったのもあって。暑いのでどこも行きたい所もないのですが、ドラマで楽しむと言う方法を見つけておいて良かったかもしれません。

 

あっ、そうそう。

ちゃんとした発音は分かりませんが、やはりこれを見ていると「ダウリ―」とか「マーマ」とか「アボジー」って言葉が、頭の中に響きます。「チョナー」もね。

トンイが最後に出世を重ね、淑嬪(スクピン)になるのですが、私の耳には「スッピン」と聞こえてきてしまい、「スッピンママ」「スッピンママ」と聞こえて来て、今、世間では、このスッピンママで一杯だなぁと、変な所でしみじみとしたのでした^^

 

トンイ:ハン・ヒョジュ

粛宗(スクチョン):チ・ジニ

ヒビン チャンシ:イ・ソヨン

チャ・チョンス:ペ・スビン

ソ・ヨンギ:チョン・ジニョン

仁顕王妃(イニョン):パク・ハソン  ←上品な感じが好きでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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